の筆算のたし算に、
のような答えを書きます。
間違えています。
正しくは、 です。
8+4= や、4+6= は、
横並びで書いてあっても、
音で、
「はち足すしは?」や、
「し足すろくは?」と聞いても、
や、
のように縦に並んでいても、
答え 12 や、10 を瞬時に出せる子です。
この子の計算の仕方は、
筆算 の最初の計算 8+4=12 の
繰り上がり数 1 を、
「覚える」やり方で、
後追いの計算にしているために、
このように、忘れることがあります。
もちろん、
筆算のたし算 に慣れて、
速いスピードで答えを出せるようになれば、
繰り上がり数 1 を、
「覚える」やり方であったとしても、
次のたし算の答えを 1 増やすと、
先回りして待ち構えますから、
繰り上がりのたし算を確実に行ってしまいます。
速いスピードで答えを出せるようになる前は、
計算の流れを追うことに精一杯ですから、
繰り上がり数 1 を覚えても、
覚えたこと自体を、
次のたし算 4+6=10 の後、
思い出すことができなくて、
繰り上がりのたし算を忘れてしまいます。
ですから、
覚えたことを忘れないように、
繰り上がり数 1 を、
指に取らせることがあります。
この子のように、
を、
と間違える子には、
確実に、
繰り上がりのたし算を行なわせるために、
繰り上がり数 1 を、
指に取らせることが、
効果的です。
繰り上がりのたし算を
確実に行うようになることが目的ですから、
繰り上がり数 1 を、
指に取った指は、
子どもの視界から外さないように、
問題 の真横付近に、
置いたままにします。
ただこれだけのことなのですが、
確実に繰り上がりのたし算を行なえるようになり、
答えを出すスピードも速くなります。
答えを出すスピードが速くなれば、
自然に、
繰り上がりのたし算が、
後追いから、
先回りして待ち伏せるように変わります。
(基本 -682)、(+-
-372)