12+8= の答えを、2+8=10 と瞬時に出す力を利用して教えます。こちらが、子どもの真後ろに立つことで、子どもの内面の様子をかなり正確に感じることができます。

12+8= の答えの出し方を、

5歳の幼児に教えます。

 

2+8= を見たら、

見ただけで、

計算らしい計算をしていないのに、

答え 10 が出る力を持っています。

 

この力を利用する教え方です。

 

 

以下は、

実際に教えている方法です。

 

5歳の幼児は、

イスに座り、

目の前の机の上に、

問題 12+8= が置いてあります。

 

こちらは、

子どもの真後ろに立ち、

子どもの肩の上あたりから、

赤色のペンを持った手を、

突き出してリードします。

 

 

この赤色のペン先で、

12+8= の 1 だけを隠します。

 

この子の視界を邪魔しないように、

1 の向こうから、

子どもの方に赤色のペン先を向けて隠します。

 

素早い動作で、

無言です。

 

5歳の幼児は、

素早い動作や、

赤色のペン先が好きです。

 

いきなり、

赤色のペン先で、

12+8= の 1 を隠します。

 

 

こちらは子どもの真後ろに立っているために、

不思議とこの子の視線の動きを

感じることができます。

 

12+8= の 1 を隠したために、

見えているはずの 2+8= を

この子が見たと感じたら、

「じゅう(10)」と言います。

 

この子が、

2+8= を見たために、

瞬時に出した答え 10 を、

確認しています。

 

 

そして、

隠していた 12+8= の 1 を見せてから、

「にじゅう(20)」と言ってから、

= の右の余白を無言で示します。

 

1 を見せるのは、

隠している赤色のペン先を、

子どもの向こうに、

サッと引くだけです。

 

言葉で表現できませんが、

結果だけを書きますと、

この子は、

「分かった!」のような感じで、

12+8=20 と、

答え 20 を書きます。

 

これで、

12+8= の答えの出し方を、

この子は使えるようになります。

 

この子を真後ろから見ているために、

とてもよくこのように感じることができます。

 

真後ろから見た

目の前の子の雰囲気から、

もう使える・・と、

こちらは確信できます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -698)、(+-  {\normalsize {α}} -378)