のような筆算のかけ算を、
ダラダラと計算する子が多いのです。
それ以前の計算の力は、
十分であっても、
こうなる子が多いのです。
のように、
下の 6 から、上の 7 を見る形でも、
この 6 と 7 を見たら、
「ろくしちしじゅうに」の音を使うことなく、
瞬時に、答え 42 が出ます。
たし算の指は取れていて、
の答えを出すための
12+4= のような繰り上がりのたし算も、
瞬時に、答え 16 が出ます。
また、
の答えを出すための計算手順、
6×7=42、
6×2=12、
12+4=16 の流れを、
習慣のように、自然に行うことができます。
このように、
の答えを出すために、
十分な基礎がありますから、
スラスラ、サッサと計算できるはずなのですが、
ダラダラと計算する子が多いのです。
とても不思議なことです。
のような筆算のたし算や、
のような筆算のひき算では、
筆算のかけ算 のように、
ダラダラとした計算が、
続かないのです。
筆算のかけ算 にだけ見られる
とても不思議なダラダラとした計算です。
子どもには、
30分や、1時間のような長さの
無意識に慣れ親しんでいる
時間の長さがあります。
この時間の長さに、
そうとは気が付かないで、
縛られている・・・と仮定すれば、
筆算のかけ算を、
ダラダラと計算することが、
続いてしまうことの確からしい説明になります。
そして、
このような無意識に
慣れ親しんでいる時間の長さには、
2種類の長さがあって、
夢中になって主体的に行うときと、
「嫌だなぁ」の強い気持ちで、
仕方なしに行うときの 2種類です。
筆算のかけ算の計算は、
「嫌だなぁ」の強い気持ちが、
計算に慣れた後も続きますから、
ダラダラとした計算も、
続いてしまうようです。
(基本 -768)、(+- -409)、(×÷ -153)