の計算と、
の計算の
わずかな違いに戸惑う子です。
を計算すると、
です。
を計算すると、
です。
大多数の子は、
同じ種類のかけ算です。
違いを感じません。
ですが、
この子には、
乗り越えにくい障害のある計算になります。
と、
この子が障害を感じてしまう計算、
を、
見比べます。
の計算の 2行目は、
406×2 の答え 812 になっています。
3けたです。
一方で、
この子が障害を感じてしまう計算
の 2行目は、
406×3 の答え 1218 になっています。
こちらは、
4けたです。
このわずかな違いが、
この子に障害を感じさせます。
乗り越えられない障害です。
「どうして?」ではなくて、
「そうなのか」なのです。
答えが、
3けたではなくて、
4けたになることが障害になり、
乗り越えられない子であることを、
認めて、受け入れて、
計算自体をリードして、
この子の障害を乗り越えさせてしまいます。
こちらのリードで、
こちらが出してしまう 2行目の答えを、
1218 と、4けた書かせてしまいます。
そして、
自力では乗り越えにくい障害を、
助けられてでも 4けたの答えを書いて、
乗り越えた体験をさせてしまいます。
この子は、
は、
自力で計算できます。
だから、
この計算と同じような計算に感じる
の最初の計算のかけ算、
406×8 でしたら、
自力で計算できます。
と書くことができます。
次の計算のかけ算が、
この子の障害になりますから、
ここだけを、
こちらの計算の実況中継を見せて手伝います。
と書くまで、手伝います。
この後のたし算を、
この子はできますから、
子どもの自力計算に任せます。
(基本 -782)、(×÷ -154)