分数のたし算 +
= に、
「なすすべがない」と感じて、
金縛り状態になり、
ただジッとしている子です。
でも、
「なすすべがない」と感じること自体、
間違えています。
この子は、
異分母の分母をそろえる計算に、
すでに十分に慣れています。
似ている計算、
+
= のような異分母のたし算の
共通分母 28 を探して、
通分して、
それから、分子同士を足して、
足した後の約分までの
それぞれの計算を楽にできます。
それだけではなくて、
計算全体の流れ自体のことも、
ハッキリと理解できています。
まず、共通分母を探して、
次に、通分して、
それから、足して・・・のような
計算の流れです。
これだけの力を持っている子ですから、
+
=
+
=
=
と、
2~3分もかからないで、
答えを出すことができる子です。
+
= に、
「なすすべがない」と感じること自体、
間違えているのです。
それでも、
実際には、
「なすすべがない」と感じて、
ただジッとしてしまう子が多いのが事実です。
だから、
この子に教えることは、
計算の仕方ではないのです。
「なすすべがない」と感じること自体、
大きな間違いであることと、
共通分母の探し方に、
戸惑っているだけであることに、
気付かせることです。
ここを教えるべきなのです。
そして、
ここを教えて、
気付かせることができると、
「そうか」、
「聞けばよかった」となります。
だから、
同じような問題に出会うと、
「下は、何になりますか・・・」のように、
具体的に聞く子になります。
実は、
+
= の共通分母の探し方だけではなく、
+
=
+
=
=
と、
答えを出すまでを、
1~2分間の短時間で体験させれば、
共通分母 34 の探し方自体を、
「そうだった」、
「知っていることだった」と納得させて、
「なすすべがあったこと」に、
気付かせることになります。
1~2分間の短時間で、
+
=
+
=
=
と、
教えることが可能なのは、
こちらの計算の実況中継を見せることだけです。
(基本 -810)、(分数
-349)