筆算のたし算を 100問計算しています。
途中で、
何回も、
集中が切れて、
ボ~ッとしています。
答えの出し方を知っている子です。
の 7 と 4 を、
上から下に見て、
7+4=11 と足して、
答え 11 の一の位の 1 を、
と書いて、
7+4=11 の答え 11 の
十の位の 1 を、覚えて、
3 と 2 を、上から下に見て、
3+2=5 と足して、
覚えていた 1 を、
5+1=6 と足して、
と書く計算を知っています。
でも、
集中がプツプツ切れて、
そして、
ボ~ッとしています。
ボ~ッとしていることを気にして、
「どうしたの?」としないで、
「答えを出していない」、
「一定の速さで答えを出す状態に戻す」と、
答えを出していないことを気にします。
ボ~ッとしていることを、
まったく気にしません。
「答えを出していないこと」、
「一定の速さで答えを出していないこと」だけを、
こちらは気にします。
そして、
ボ~ッとしている子に割り込むようにして、
止まっている計算 の答えの出し方を、
突然に見せ始めます。
9 と 6 を示して、
「9+6=15」と足して、
「ここ、5」とリードして、
と書かせて、
「指、1」とリードして、
1 を指に取らせます。
続いて、
の 2 と 5 を示して、
「2+5=7」と足して、
子どもが指に取っている 1 を触ってから、
「1 増えて、8」とリードして、
と書かせます。
割り込んでリードし始めてから、
15秒前後の短時間で、
と書き終わらせて、
次の問題 の 3 と 8 を示して、
「3+8=11」と足して、
「ここ、1」とリードして、
と書かせて、
「指、1」とリードして、
1 を指に取らせます。
続いて、
の 3 と 5 を示して、
「3+5=8」と足して、
子どもが指に取っている 1 を触ってから、
「1 増えて、9」とリードして、
と書かせます。
やはり、
15秒前後の短時間で、
と書き終わらせます。
1問の答えを書き終わるまでリードして、
15秒前後の短時間です。
5問をリードしても、
15×5=75秒前後です。
つまり、
2分もかからないで、
ボ~ッとしている子に、
突然に割って入るリードで、
5問の答えを書き終わらせてしまいます。
そして、
やはり突然に、
リードをやめます。
手伝われた子は、
100問の計算問題の 5 問が、
2分もかからないで、
書き終わったのですから、
必ず元気になり、
答えを出すスピードも速くなります。
ですが、
そうは長く続かないで、
7~8問もしないで、
また集中が切れて、
ボ~ッとしてしまいます。
こちらは、
「またか・・・」と思ったりしないで、
淡々と、同じようにリードして、
2分もかからないで、
5問の答えを書き終わらせてしまいます。
何回、ボ~ッとされても、
ボ~ッとしていることを、
まったく気にしません。
答えを出していないことだけを、
気にします。
そして、
「速いスピードで答えを出せるように導く」と、
先に決めてから、
割り込むようにして、
答えを書き終わらせるリードを、
突然に始めて、
5問の答えを書き終わらせて、
引き上げてしまいます。
このような手伝いを、
10回行えば、
50問です。
1回で、2分以内ですから、
10回で、20分以下です。
やや長めに話していますから、
実際には、15分もかかりません。
ボ~ッとしていることを、
まったく気にしていないこちらが、
速いスピードで答えを出すだけの計算を
この子に見せますから、
「そうか、速いスピードを気にするのか・・・」と、
ボンヤリとですが、
答えを出すスピードだけを、
こちらが気にしていることに、気付くようです。
(基本 -811)、(+- -435)