四則混合の式を見て、書いて計算する前に、一瞬で計算順を決めて、決めた計算順にリードされて、1つずつの計算の流れを、式を見ただけで、決めることができるところまで決める作法が習慣になっている子です。この子の計算は、速くて正確です。

四則混合の計算順を先に決めて、

自分が決めた計算順にリードされて、

1つずつ順に計算できる子です。

 

しかも、

次のような 6問を、

10分くらいで計算してしまうスピードです。

 

速いスピードの計算を、

この子が、どのようにしているのか、

順に概観します。

 

 

 {\Large\frac{3}{8}}÷4+4 {\Large\frac{1}{5}}÷7)×8= 見て瞬時に、

① かっこの中の左の ÷ 、

② かっこの中の右の ÷ 、

③ かっこの中の + 、

④ かっこの外の × と、

計算順を決めます。

 

式を見て、即です。

 

そして、1番目の計算の ÷ の右の 4 を、

分数  {\Large\frac{4}{1}} にして、

上と下を入れ替えて  {\Large\frac{1}{4}} として、

÷ を × に変えて、かけ算と、

計算の流れを頭の中で、

1秒も掛からない短時間で決めてから、

計算します。

 

2番目の計算も、

÷ の右の 7 を、

分数  {\Large\frac{7}{1}} にして、

上と下を入れ替えて  {\Large\frac{1}{7}} として、

÷ の左の帯分数 4 {\Large\frac{1}{5}} を、

仮分数  {\Large\frac{21}{5}} に書き換えて、

÷ を × のかけ算に変えて、

途中約分をすると、

やはり、2秒くらいの短時間で決めてから、

計算します。

 

続きの計算は、

1番目と、2番目の答えが出た後、

同じように、

計算の流れを、数秒の短時間で決めてから、

計算します。

 

 

次の四則混合 2 {\Large\frac{2}{3}}+(8 {\Large\frac{1}{6}}-3 {\Large\frac{7}{8}}×2)= も、

見て即、

① かっこの中の × 、

② かっこの中の - 、

③ かっこの前の + と、

計算順を決めます。

 

そして、1番目の計算の × の右の 2 を、

分数  {\Large\frac{2}{1}} にして、

× の左の帯分数 3 {\Large\frac{7}{8}} を、

仮分数  {\Large\frac{31}{8}} に書き換えて、

途中約分すると、

1~2秒で決めてから計算します。

 

続きの計算は、

1番目の答えが出た後、

同じように、

計算の流れを、数秒の短時間で決めてから、

計算します。

 

 

3つ目の 3 {\Large\frac{1}{6}} {\Large\frac{5}{12}}×2-1 {\Large\frac{1}{3}}= も、

見てすぐに、

① × 、

② 左の - 、

③ 右の - と、

計算順を決めます。

 

そして、1番目の計算の × の右の 2 を、

分数  {\Large\frac{2}{1}} にして、

途中約分すると、

1~2秒で決めてから計算します。

 

続きの計算は、

1番目の答えが出た後、

同じように、

計算の流れを、数秒の短時間で決めてから、

計算します。

 

 

4つ目の ( 2 {\Large\frac{5}{8}}-1 {\Large\frac{4}{5}} )×( 1 {\Large\frac{1}{2}} {\Large\frac{6}{11}} )×( 3- {\Large\frac{1}{3}} )= も、

① 左のかっこの中の - 、

② 真ん中のかっこの中の + 、

③ 右のかっこの中の - 、

④ 2つの × を同時に・・・のように、

計算順を決めます。

 

そして、

1番目の計算の 2つの分母 8 と 5 を見て、

共通分母を 40 にして通分すると、

1秒も掛からないで決めてから計算します。

 

2番目の計算の 2つの分母 2 と 11 を見て、

共通分母を 22 にして通分すると、

1秒も掛からないで決めてから計算します。

 

3番目の計算の 3 を、

帯分数 2 {\Large\frac{3}{3}} に書き換えてから引くと、

1秒も掛からないで決めてから計算します。

 

続きの計算は、

1番目と、2番目と、3番目の答えが出た後、

同じように、

計算の流れを、数秒の短時間で決めてから、

計算します。

 

 

5つ目の (  {\Large\frac{1}{3}} {\Large\frac{1}{7}} {\Large\frac{1}{2}} )÷(  {\Large\frac{2}{3}} {\Large\frac{1}{2}} )= も、

① 左のかっこの中の 2つの + を同時、

② 右のかっこの中の - 、

③ かっこの外の ÷ と、

計算順を決めます。

 

そして、1番目の計算の 2つの + を、

3つの分母 3 と、7 と、2 を見て、

共通分母を 42 にして通分すると、

1秒も掛からないで決めてから計算します。

 

2番目の計算の 2つの分母 3 と 2 を見て、

共通分母を 6 にして通分すると、

1秒も掛からないで決めてから計算します。

 

続きの計算は、

1番目と、2番目の答えが出た後、

同じように、

計算の流れを、数秒の短時間で決めてから、

計算します。

 

 

6つ目の (3 {\Large\frac{2}{7}}+2 {\Large\frac{3}{14}} )÷ {\Large\frac{1}{2}}-(4 {\Large\frac{1}{5}}+1 {\Large\frac{3}{10}} )= も、

① 左のかっこの中の + 、

② 右のかっこの中の + 、

③ 左のかっこの外の ÷ 、

④ 右のかっこの外の - と、

計算順を決めます。

 

そして、

1番目の計算の 2つの分母 7 と 14 を見て、

共通分母を 14 にして通分すると、

1秒も掛からないで決めてから計算します。

 

2番目の計算の 2つの分母 5 と 10 を見て、

共通分母を 10 にして通分すると、

1秒も掛からないで決めてから計算します。

 

3番目の計算は、

1番目の答えが出た後、

同じように、

計算の流れを、数秒の短時間で決めてから、

計算します。

 

4番目の計算は、

3番目と、2番目の答えが出た後、

同じように、

計算の流れを、数秒の短時間で決めてから、

計算します。

 

 

このように、

問題の式を見て、

一瞬で計算順を決めて、

決めた計算順にリードされて、

1つずつの計算の流れを、

式を見ただけで、

決めることができるところまで決めて、

その後から計算するような

計算の作法が習慣になっているので、

このような複雑な四則混合 6問を、

10分くらいで計算することができます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -824)、(分数  {\normalsize {α}} -354)