1×0.4= の計算を、
ほとんどすべて、
頭の中に映し出したイメージで行う子です。
さて、
問題 1×0.4= を、
普通の計算の仕方であれば、
次のようになります。
まず、
式全体 1×0.4= を、
頭の中にイメージとして映し出します。
この映し出したイメージを見て、
計算は、かけ算ということと、
分数 1 と、小数 0.4 の 2つの数ということと、
帯分数 1 を仮分数に変えるということと、
小数 0.4 を分数に変えるということを
ものの 1~2秒でパパッと決めます。
そして、
式全体 1×0.4= のイメージを、
帯分数 1 だけのイメージに入れ替えます。
この入れ替えたイメージの
帯分数 1 を見て、
仮分数に変えるために、
頭の中のイメージで、
分母の 4 と、
左側に付いている整数部分の 1 を見て、
4×1=4 と掛けて、
分子 1 を見て、
4+1=5 と足して、
その後で、
1×0.4= と書きます。
このように、
計算の流れを決めることや、
帯分数を仮分数に変える最初の計算自体は、
頭の中に映し出したイメージで行います。
そして、
計算した結果を忘れないように、
途中式として、
1×0.4= のように書きます。
これが、
普通の計算の仕方です。
次の計算は、
小数 0.4 を分数に変えることです。
この計算自体も、
頭の中に映し出したイメージ 0.4 を見て、
分母を 10 にして、
分子を 4 にすると決めて、
イメージを、 に入れ替えます。
そして、
この を見て、
2 で約分して、 と計算してから、
1×0.4=× と書きます。
このように、
やはり計算そのものは、
頭の中に映し出したイメージで行って、
その結果を、
途中式として書きます。
× のように、
途中式を書いたら、
これを、頭の中に映し出したイメージにします。
そして、
× を見て、
左上の 5 と、右下の 5 を、5 で、
左下の 4 と、右上の 2 を、2 で約分と決めます。
実は同時に、
5÷5=1 や、
4÷2=2 や、
2÷2=1 と計算しています。
この結果を、
× のように、
途中式として書きます。
ここまで計算したら、
新たに × を、
イメージとして頭の中に映し出して、
2つの分子 1 と 1 を掛けて、1 、
2つの分母 2 と 1 を掛けて 2 と
頭の中のイメージのまま計算してから、
= と書きます。
このように、
計算自体を、
頭の中に映し出したイメージで行い、
その結果を、
途中式や、
答えとして書くのが、
普通の計算の仕方です。
途中式と、答えを書き出すと、
1×0.4=×=×= です。
このような途中式を、
書かない子の計算に戻ります。
問題 1×0.4= を見て、
数秒したら、
この問題の式に上書きして、
1×= のように書きます。
この子が、
頭の中に映し出しているイメージを、
推測します。
まず、
式全体 1×0.4= のイメージです。
するとこの子は、
このイメージの上に、
式のイメージ ×= が、
上書きされるように見えるようです。
そして、
このイメージ ×= を見て、
×= のように約分しますが、
見えているのは、
×= だけのようです。
だから、
1×= のように書きます。
(基本 -829)、(分数 -357)