初めての筆算のたし算 2けた+2けたを、実況中継を見せて教えます。見ている子は、自動的にアレコレと連想して、見ている実況中継の答えの出し方を理解します。連想することで、自分が、自分自身に教えています。

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 17 \\ +\: 12 \\ \hline \end{array} }} \\ の筆算のたし算の答えの出し方を、

こちらの計算の実況中継を見せて教えます。

 

まず、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 17 \\ +\: 12 \\ \hline \end{array} }} \\ の 2つの 1 を、

無言で隠して、

その一部分  {\normalsize { \begin{array}{rr}\:\:7 \\ +\:\:\: 2 \\ \hline \end{array} }} \\ が見えるようにします。

 

 

無言の動作を見ている子は、

自動的に、

アレコレと連想し始めます。

 

推測ですが、

「一部分だけ見るらしい」、

「縦に見るらしい」、

「こちら側だけらしい」のような感じの連想です。

 

これは連想ですが、

そうしていると意識していないだけで、

実は、

子どもが、自分自身に教えています。

 

こちらが見せる無言の動作を、

アレコレと連想することで、

理解して、

自分が自分自身に教えています。

 

 

実況中継型リードを続けます。

 

子どもに  {\normalsize { \begin{array}{rr}\:\:7 \\ +\:\:\: 2 \\ \hline \end{array} }} \\ を見せてすぐ、

「しち足すに、く(7+2=9)」とリードします。

 

「上から下に見て、足します」のように、

言葉で説明しないで、

ただ、

「しち足すに、く(7+2=9)」と言うだけです。

 

 

とても不親切な教え方ですが、

不親切であるからこその利点は、

子どもが、

自動的にアレコレと連想することです。

 

自動的に、

勝手に連想します。

 

子どもの連想の推測ですが、

「えっ、どういうこと?」、

「上の 7 と、下の 2 を見て足すの?」、

「しち足すに、く・・・は、7+2=9 のこと?」と、

アレコレと連想します。

 

こちらが言った「しち足すに、く(7+2=9)」を、

見えている  {\normalsize { \begin{array}{rr}\:\:7 \\ +\:\:\: 2 \\ \hline \end{array} }} \\ に関連させて、

アレコレと解釈します。

 

つまり、

自分が、自分自身に教えます。

 

 

続きを省略しますが、

このような不親切な実況中継を見せて、

答えの出し方を教えることで、

子どもは、アレコレと連想して、

こちらが見せる実況中継を解釈します。

 

そして、

そうしているとは意識していないままに、

自分自身に教え続けます。

 

こうして、

2~3問や、

5~6問の実況中継を見るだけで、

「そうか、分かった」、

「もうできる」となって、

自力で答えを出し始めます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -830)、(+-  {\normalsize {α}} -444)