筆算のたし算 の答えは、
100 です。
3けたです。
です。
7+3=10 の答え 10 や、
9+1=10 の答え 10 は、
1 を書いて、
その次に 0 を書く順です。
子どもは、
この順に答えを書くことに慣れています。
ところが、
筆算のたし算 の
一の位のたし算 7+3=10 の答え 10 は、
1 を書いて、
その次に 0 の順で書きません。
答え 10 の 0 だけを書いて、
1 を覚えます。
繰り上がり数です。
7+3=10 の答え 10 を、
1 を書いて、
その次に 0 を書く順に慣れている子は、
このようなことで戸惑うこともあります。
このような場合、
「どうして?」とさせないで、
「そうする」で、
受け入れさせます。
計算する目的は、
理解することではなくて、
自力で答えを出せるようになることです。
だから、
の 7 と 3 を、この順に示しながら、
「しち足すさん、じゅう(7+3=10)」と足して、
3 の真下を示して、
「ここゼロ(0)」、
「指、いち(1)」と、
答えの出し方だけを、
説明しないでリードします。
このようにリードされれば、
子どもは素直に、
と書きます。
そして、
指を 1本伸ばします。
7+3=10 の答え 10 の
0 を先に書きます。
そして、
1 を書かないで、
指に取ります。
このような書き方に、
わずかですが、
子どもは抵抗しています。
「どうして?」の理由が、
分からないから抵抗ではありません。
1 を書いて、
その次に 0 を書く順に慣れているために、
この書き方の慣れが、
新しい別の書き方に、
わずかですが、抵抗させています。
それでも、
と書くことで、
抵抗自体が、
急に弱くなります。
続いて、
の次の計算を、
リードします。
3 と 6 を順に示しながら、
「さん足すろく、く(3+6=9)」と足して、
子どもが指に取っている 1 を触って、
「いち増えて、じゅう(10)」と計算して、
+ の真下を示して、
「ここから、じゅう(10)」とリードします。
子どもは素直に、
と書きます。
もちろん、
「えっ、ゼロ(0)からではなくて、
いち(1)からなの・・・」と、
一の位のたし算の答え 10 と、
書き方が違うことに戸惑います。
やはり、
と書くことで、
抵抗が薄れます。
このように、
1つのたし算 の中で、
2通りの答えの書き方を使い分けます。
ですから、
後から書く十の位の答えの書き方を、
「ここから、じゅう(10)」のようにリードします。
(基本 -845)、(+- -453)