帯分数 2= を、
仮分数 に変える計算です。
2=
と正しくできたので、
この子に、
「どうやったの?」と、
計算の仕方を聞きます。
この子に聞いていますが、
「どのように計算したのか、
教えてくれる?」と誘っています。
つまり、
自分がした計算を、
こちらに、教えさせようとしています。
自力で、
2=
のように計算しています。
この子が、
自力で行った計算です。
だから、
「どうやったの?」に、
何かを言えるはずです。
でも、
何一つ、言葉にできません。
「2 と、5 と、1 で、どうする?」のように、
帯分数 2= のそれぞれの数字を、
3つとも言うことで、
「どのように計算したのか?」を、
言いやすいようにリードすることもあります。
時間を掛けて、
このようにリードすることが、
この子の学びになりそうでしたら、
このようなヒントを出すことがあります。
でも、
「どうやったの?」と聞いた後の
この子の様子を観察すると、
自分がした計算 2=
を、
言葉にしようとする意欲も、
必然性も感じていないようです。
「どうやったの?」の後、
言葉にしようとしていながら、
言葉にできない子でしたら、
「2 と、5 と、1 で、どうする?」のように、
さらに聞きます。
言葉にする意欲があって、
言葉にできるものならばすべきだと、
感じている子だからです。
意欲も、
必然性も感じていない子に、
「2 と、5 と、1 で、どうする?」のように、
さらに質問をしても、
時間の無駄になります。
だから、
自分がした計算 2=
を、
言葉にする意欲も、
必然性も感じていないこの子に、
こちらが代行して、
計算を言葉にする見本をリードします。
言い方はさまざまでしょうが、
2×5=10 の九九と、
10+1=11 のたし算を、
言葉にします。
こうして、
自分の計算を言葉にすることを、
教えます。
(基本 -851)、(分数
-363)