繰り上がりのある や、
を、
モタモタ・ダラダラと計算しています。
不思議と、
筆算のかけ算の繰り上がりのたし算で、
戸惑って、こうなる子が多いのです。
こちらは、子どもに、
答えの出し方を教えています。
計算スキルを修得できて、
自力で答えを出すことが、
できるようになったのかの観点で、
自然に、しかも、無意識に、
子どもを見ています。
このような見方をしていると、
ほとんど意識していません。
少し変わった言い方をすれば、
計算スキルの修得レベルを見るパラダイムです。
だから、
繰り上がりのある筆算のかけ算で、
集中をプツプツと切らしている子を見ると、
無意識に、
九九の後の繰り上がりのたし算から、
この子は逃げていると解釈してしまいます。
集中がプツプツと切れることと、
繰り上がりのたし算に感じる難しさを、
計算スキルの修得レベルを見るパラダイムが
自動的に結び付けています。
の答えを自力で出している子は、
6×7=42 や、
6×2=12 の九九で止まるのではなくて、
12+4= の繰り上がりのたし算で止まります。
別の問題 でしたら、
7×8=56 や、
7×7=49 の九九ではなくて、
49+5= の繰り上がりのたし算で止まります。
子どもを詳しく観察すると、
こうなっていますから、
12+4= や、
49+5= の繰り上がりのたし算に、
子どもは戸惑い、
答えが出ないことにイライラして、
そして、答えを出すことから逃げて、
集中を切らせて、ボ~ッとしています。
こちらが無意識に、
計算スキルの修得レベルを見るパラダイムで、
集中が切れて、ボ~ッとしている子を見ると、
集中が切れる原因を、
計算スキルの修得レベルに探してしまいます。
そして、
子どもを詳しく観察して、
12+4= や、
49+5= の繰り上がりのたし算で、
計算が止まることを発見して、
2回の九九に続く
繰り上がりのたし算で戸惑っていると解釈します。
の計算を習うことで学ぶことは、
計算スキルの修得だけではありません。
12+4= や、
49+5= の繰り上がりのたし算の
答えが楽に出なければ、
「数えれば答えを出せる」のように、
他の答えの出し方を
思い付くことを学ぶことができます。
12+4= を、
13、14、15、16 と 4回数えれば、
答え 16 が出ます。
49+5= を、
50、51、52、53、54 と 5回数えれば、
答え 54 が出ます。
集中を切らせて、
ボ~ッとすることを選ぶのではなくて、
繰り上がりのたし算の答えを、
数えて出すことを選んで、
そして、
数えて答えを出してしまってもいいのです。
計算スキルの修得レベルを見るパラダイムで、
子どもを見るから、
こちらは無意識に、
計算スキルに原因を探してしまいます。
答えを楽に出せなくて困ったら、
他の答えの出し方で計算することを選ぶような
選択の自由の修得レベルを見るパラダイムで、
集中が切れてしまう原因を探すこともできます。
子どもを見るパラダイムが違うと、
集中が切れる原因の探し方が、
このように大きく違ってしまいます。
お勧めは、
選択の自由の修得レベルを見るパラダイムです。
(基本 -852)、(×÷ -163)