3÷3= を普通に書くと、3÷3=1 です。子どもの発想を刺激するために、3÷3=1・・・0 と書くこともできます。この変わった書き方で、帯分数に書き換えさせると、子どもを強く刺激できます。

仮分数  {\Large\frac{3}{3}} を、

帯分数に変えさせると、

 {\Large\frac{3}{3}}=1  と、正しく計算できる子です。

 

計算は、3÷3=1  です。

 

 

子どもの理解を助けて、

ほんの少し刺激するために、

少し変わった書き方を工夫します。

 

準備として、

仮分数  {\Large\frac{8}{3}} を、

帯分数に変えます。

 

8÷3=2・・・2  と計算して、

帯分数を、2 {\Large\frac{2}{3}} と書きます。

 

 

さて、

再び、

仮分数  {\Large\frac{3}{3}} を、考えます。

 

3÷3=1  と、書くのではなくて、

3÷3=1・・・0  のような書き方に変えます。

普通ではありません。

 

このような書き方をすれば、

3÷3=1・・・0  を、

帯分数に書くことができて、

 {\Large\frac{0}{3}} と書くことができます。

 

 

分子が 0 の

 {\Large\frac{0}{3}} のような妙な分数です。

 

もちろん、

普通に書けば、

 {\Large\frac{0}{3}}=0 です。

 

3÷3=1・・・0  も、

分子が 0 の分数  {\Large\frac{0}{3}} も、

子どもを刺激するための書き方です。

 

 

そして、

1= {\Large\frac{\:\:\:}{3}}  を計算します。

 

 {\Large\frac{2}{3}} {\Large\frac{\:\:\:}{3}}  でしたら、

2×3=6  と掛けて、

6+2=8  と足して、

 {\Large\frac{2}{3}} {\Large\frac{8}{3}}  と計算できる子です。

 

 

ですから、

1= {\Large\frac{\:\:\:}{3}}  の 1 を、

 {\Large\frac{0}{3}} と書き換えます。

 

そして、

帯分数 2 {\Large\frac{2}{3}} を、

仮分数  {\Large\frac{8}{3}} に変えたのと同じ計算をさせます。

 

すると、

帯分数 1 {\Large\frac{0}{3}} は、

1×3=3  と掛けて、

3+0=3  と足します。

 

同じように計算させると、

確かにこうなります。

 

これで、

 {\Large\frac{0}{3}} {\Large\frac{3}{3}}  と、帯分数にできます。

 

 

このような回り道で、

子どもを刺激しておけば、

問題  1= {\Large\frac{\:\:\:}{3}}  が、

印象深くなります。

 

印象が深ければ、

1回計算させるだけで、

長く記憶することができます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -853)、(分数  {\normalsize {α}} -363)