約分の問題を見たら、約数や、答えが出ることを、約分の感覚と言います。見た瞬間、頭が、自動的に猛烈に速いスピードでフル稼働して、約数を見つけて、わり算をしているから、瞬時に、約数や、答えが出ているように感じます。頭は、フル稼働しています。

約分   {\Large\frac{26}{65}}=  は、

① 約数 13 を見つけて、

② 分母と分子、それぞれを

26÷13=2  、

65÷13=5  のように、13 で割って、

 {\Large\frac{26}{65}} {\Large\frac{2}{5}}  と書きます。

 

約数 13 を、

楽に見つけられるようになるために、

次のような練習をします。

 

13 の倍数を、

1倍、2倍、3倍・・・、

13、26、39、52、65、78、91、104、117 と、

並べて、紙に書いておきます。

 

約数 13 を、

この表から見つけます。

 

約分   {\Large\frac{26}{65}}=  の分子 26 も、

分母 65 も、

両方共、この表にありますから、

13 の倍数です。

 

26=13×2  で、

65=13×5  です。

 

これから、

26÷13=2  で、

65÷13=5  と計算できますから、

13 が、

約分   {\Large\frac{26}{65}}=  の約数です。

 

 

さて、このように、

約分の計算の中身は、

① 約数(割る数)を探すことと、

② 分母と分子、それぞれを約数で割ること、

この 2つです。

 

そして、

約分   {\Large\frac{26}{65}}=  を繰り返し計算します。

 

約分の 2つの中身の一連の流れを

繰り返します。

 

まず、

約数を見つけます。

13 です。

 

次に、

分母と分子、それぞれを 13 で割ります。

26÷13=2  と、

65÷13=5  です。

 

このわり算の答えから、

 {\Large\frac{26}{65}} {\Large\frac{2}{5}}  と書きます。

 

このような一連の流れを繰り返します。

 

問題   {\Large\frac{26}{65}}=  を見て、

約数 13 を見つけて、

26÷13=2  や、

65÷13=5  と計算して、

約分の答えを、 {\Large\frac{26}{65}} {\Large\frac{2}{5}}  と書くことです。

 

 

約分の感覚を持った後の

頭の働きをご理解いただくために、

くだくだと書いています。

 

約分の問題   {\Large\frac{26}{65}}=  を繰り返し計算することで、

約数 13 を見つけることから、

約分の答えを、 {\Large\frac{26}{65}} {\Large\frac{2}{5}}  と書くことまでの

一連の流れが、繰り返されます。

 

そうすると、

人間の脳は、

約分の問題   {\Large\frac{26}{65}}=  を見たら、

頭がフル稼働して、

見ただけで、瞬時に、

「13 で」のような感じで、

約数 13 が出て、

約分の答え  {\Large\frac{2}{5}} が、出るようになります。

 

「見ただけ」は、正しくありません。

頭の中の激しい動きを無視しているからです。

 

 

実際には、

頭が自動的に、

猛烈なスピードでフル稼働しています。

 

気が付かないだけです。

意識できないだけです。

猛烈なスピードでフル稼働しています。

 

約数 13 を見つけて、

26÷13=2  や、

65÷13=5  と計算して、

約分の答えを、 {\Large\frac{26}{65}} {\Large\frac{2}{5}}  と書くことまでを、

自動的に猛烈なスピードで行いますから、

瞬時に、

約数 13 が出て、

約分の答え  {\Large\frac{2}{5}} が、出ていると感じます。

 

このように、

頭が猛烈なスピードでフル稼働しています。

 

この自動的な猛烈なスピードのフル稼働が、

約数を思い付くことや、

答えが出ることの、つまり、

約分の感覚の正体です。

 

(基本  {\normalsize {α}} -854)、(分数  {\normalsize {α}} -365)