は、
「2けた」+「2けた」の筆算のたし算の計算です。
一の位の足し算 8+7=15 の答え 15 は、
5 だけを、 と書いて、
15 の 1 を、
繰り上がり数として覚えます。
十の位の足し算 6+4=10 に、
繰り上がり数 1 を足した答え 11 は、
と、すべて書きます。
さて、
ルールを捉える範囲が狭いと、
一の位のたし算の答えの書き方と、
十の位のたし算の答えの書き方が、
少し違うことになります。
2けたの筆算のたし算の答えの書き方と、
全体を捉えるようにすれば、
一の位のたし算の答えは、このように書いて、
十の位のたし算の答えは、このように書くとの、
両方の書き方の全体で、
答えの書き方のルールになります。
ルールを捉える範囲が狭い子は、
一の位の足し算 8+7=15 の答え 15 を、
5 だけを、 と書いて、
15 の 1 を、
繰り上がり数として覚えることを受け入れても、
十の位の足し算 6+4=10 に、
繰り上がり数 1 を足した答え 11 は、
と、すべて書くことに、
強く抵抗します。
この子の理解力が弱いのではありません。
計算の力が弱いのでもありません。
ただ、
ルールを捉える範囲が狭いのです。
だから、
の答えの書き方をリードして、
一の位のたし算の答えを、
と書かせて、
1 を、繰り上がり数として覚えさせて、
十の位のたし算の答えを、
と書かせることを繰り返します。
リードするコツは一つで、
この 1問を、
15秒前後の短い時間で、
答えを出して、書き終わらせてしまうことです。
15秒前後の短時間で、
一の位のたし算の答えも、
十の位のたし算の答えも書き終わります。
すると、
2種類の異なる書き方のルールと、
狭く捉える間もなく、
2けたの筆算のたし算の答えが書き終わります。
このような 15秒前後の短時間のリードを、
5問、10問と、
この子の答えを書くルールの範囲が、
広がるまで続けます。
すると、自然に
答えの書き方のルールの範囲が広がり、
2けたの筆算のたし算の答えの書き方のように、
全体をルールとして捉えるようになります。
(基本 -858)、(+- -460)