2つの計算見本 :
= = を、
子どもに自力で見させて、
隠されている計算を、
アレコレと推測させて、
「こうだろう」と計算の仕方を決めさせて、
問題 = を、
子ども自身が見つけ出した計算の仕方で
計算させる教え方があります。
子ども自身が、
自分に教える教え方ですが、
確かに、教え方の一つです。
こちらが、子どもに教える教え方もあれば、
子どもが、自分自身に教える教え方もあります。
教える人、
つまり、
「誰が教えるのか?」の「誰が」が違うだけです。
普通と思われる教え方は、
「誰が」が、「こちらが」になっています。
ここで紹介している教え方は、
「誰が」が、「子どもが」になっただけです。
ですから、
「自学自習」型の学びと言われることもあります。
「見るだけで教えたことにする」型の
学びでもあります。
経験上の事実ですが、
計算問題の答えを出すことに絞った学びでは、
子どもが大好きな学び方です。
「見るだけで教えたことにする」型の学びが、
子どもは大好きで、
喜んで、自力で計算してしまいます。
つまり、
計算問題 = の
答えを出すだけの学びですから、
「見るだけで教えたことにする」型の学びが、
あり得るのです。
= の分子の答えを、
3×2=6 の九九で出す理由や、
このような計算をする意図、
つまり、
分母の違う分数のたし算の準備のようなことを、
自力で学ばせようとすれば、
「見るだけで教えたことにする」型の学びは、
かなり無理があります。
計算問題 = の
答えを出すだけに狭く絞り込んでいますから、
「見るだけで教えたことにする」型の学びを、
子どもは受け入れて、
自分が自分自身に、喜んで教えます。
(基本 -867)、(分数 -373)