計算見本 =3 を見て、
答えの出し方を想像させて、
問題 =2 を計算させます。
自力で、答えを出せない子がいます。
このような子を目の前にして、
「簡単にできるでしょ」、
「上を下で割るだけの計算」、
「14÷5= の計算、できるはず」のように
アレコレとネガティブに捉えてしまう傾向が、
残念ながら、
誰にでもあります。
ポジティブな捉え方よりも、
ネガティブな捉え方の方が自然になっている
とても困った習慣があります。
でも、
習慣ですから、
入れ替えることができます。
お勧めの習慣は、
「起こることが、起こった」と捉える習慣です。
これは、
自力で答えを出せない事実をありのままに、
科学者が何かを観察するような捉え方です。
ネガティブでもないし、
ポジティブでもありません。
そして、
「起こることが、起こった」と捉えたら、
問題 =2 の答えの出し方を、
リードして教えることから、
「自力でしようと思えばできる」と、
気付かせることから育て始めることに決めます。
このような分数の計算に進む前に、
たし算、ひき算、かけ算、わり算で、
計算問題の答えを出すことに、狭く限って、
実況中継型リードで教えています。
計算見本 =3 を見て、
まねして、
問題 =2 を計算するときも、
答えの出し方だけに、
狭く限ることから教えます。
だから、
=2 の の
14 と、5 を順に示しながら、
「上、割る、下、2 あまり 4」とリードします。
いきなり、
答えの出し方だけを見せてしまいます。
「上、割る、下、2 あまり 4」以外は、
何も言葉で説明しません。
そして、
=2 の 2 の 2 を示して、
「2 あまり 4 の 2」とリードして、
分数部分 2 の分子を示して、
「ここ、あまりの 4」です。
このように、
答えの出し方だけに狭く限ってリードして、
突然、リードを切り上げてしまいます。
これだけの教え方です。
このようにリードされた子は、
自動的に、
たった今、見終わったリードの内容を、
アレコレと考え始めます。
そして必ず、
自分なりの何らかの答えの出し方を、
「そうか、こうするのか」と、
持ってしまいます。
(基本 -868)、(分数 -374)