約分の問題の答えは、既約分数にすることが約束です。上と下を同じ数で割り、より簡単な分数にしていても、まだ約分できるのであれば、約束違反の間違いです。

約分の問題に、

 {\Large\frac{8}{16}} {\Large\frac{2}{4}}  の答えを書く子です。

 

約分が途中です。

まだ、約分できます。

 

この子に、

「既約分数にする」と教えても、

この子は理解できません。

 

「約分が途中」や、

「まだ、約分できる」と教えれば、

理解できて、

さらに約分できるかもしれません。

 

もっとズバリ、

「2 で割れる?」と教えれば、

「あっ!」となり、

 {\Large\frac{8}{16}} {\Large\frac{2}{4}} {\Large\frac{1}{2}}  と書くか、

あるいは、

 {\Large\frac{8}{16}} {\Large\frac{2}{4}}  の  {\Large\frac{2}{4}} を消して、

 {\Large\frac{8}{16}} {\Large\frac{1}{2}}  と書きます。

 

 

もう一歩、

この子の心に踏み込むのでしたら、

 {\Large\frac{8}{16}} {\Large\frac{2}{4}}  の  {\Large\frac{2}{4}} を示して、

「2 で」、

「上、1」、

「下 2」と約分自体をリードしてしまいます。

 

そして、子どもが、

 {\Large\frac{8}{16}} {\Large\frac{2}{4}} {\Large\frac{1}{2}}  と書いたら、すぐ、

 {\Large\frac{1}{2}} を示して、

「もうできない!」とだけ言います。

 

これで、

子どもの心に刻み込まれます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -872)、(分数  {\normalsize {α}} -376)