計算見本 : = を見て、
同じようにまねして、
= を計算させます。
「これ、見て」、
「これ、やって」とだけリードされた子が、
正しい答え = を出します。
この子に、
「合っている」と伝えてから、
「どうやったの?」と聞きます。
「どうやったの?」に答えるために、
この子は、
自分が行った計算を振り返ります。
問題 = の分子を出すために、
自分が、
見本 : = を、
どのように利用したのかを、
思い返します。
見本 : = の
右の分母 15 から、
左の分母 5 を見て、
15÷3=5 のように、
右の 15 を、左の 5 に変えるための計算を、
わり算と決めます。
そして、
問題 = の
右の分母 8 から、
左の分母 4 を見て、
計算はわり算と決めていますから、
8÷2=4 と、
右を、2 で割っていることを見つけます。
分子も、2 で割りますから、
2 で割って、3 になる数 6 を見つけます。
この子は、
自分が行った計算を、
このように思い返して、
そして、
「どうやったの?」と聞いたこちらに、
説明してくれます。
さて、
この子の計算スキルを育てていません。
この子の内面の自覚の力を育てています。
この子自身をリードする
この子の内面のリーダーが、
この問題 = の答え 6 を出すために、
どのようなリードをしたのかを
この子自身に探させて
この子に説明させます。
こうすれば、
この子は、
自分が、自分自身をリードしていることに、
何となく気が付きます。
(基本 -877)、(+- -378)