繰り下がりのひき算の答えを出すと決めるから、つまり、主体性の率先力で、自分自身をリードするから、ひき算の答えを出そうとします。そして、計算自体もリードして、答えを出してしまいます。

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 32 \\ - 15 \\ \hline \end{array} }} \\  を計算して、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:32 \\ -\: 15\\ \hline \:17\end{array} }} \\  と書くことを教えます。

 

教えた結果、

自力で答えを出せるようにすることです。

 

答えの出し方を理解することではありません。

自力で答えを出せることです。

 

 

子どもが自力で、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 32 \\ - 15 \\ \hline \end{array} }} \\  の 2 と 5 を見て、

「2-5=、引けない」と判断して、

「12-5=7」と引いて、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:32 \\ -\: 15\\ \hline \:\:\:\:7\end{array} }} \\  と書くことです。

 

続いて、

自力で、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:32 \\ -\: 15\\ \hline \:\:\:\:7\end{array} }} \\  の 3 を見て、

「1 減らして、2」に、

頭の中のイメージ上で書き換えて、

15 の 1 を見て、

頭の中で見ている 2 から、

「2-1=1」と引いて、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:32 \\ -\: 15\\ \hline \:17\end{array} }} \\  と書くことです。

 

これだけのことを、

自力でできる子に育てることが、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 32 \\ - 15 \\ \hline \end{array} }} \\  の答えの出し方を教える目的です。

 

 

自力で答えを出すことは、

自分が、自分自身をリードすることです。

 

自分自身をリードするリーダーが、

子どもの内面にいるから、

自力で答えを出すことができます。

 

問題  { \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 32 \\ - 15 \\ \hline \end{array} }} \\  を見て、

「答えを出す」と決めること自体、

自力なのです。

 

主体性の率先力といいますが、

自分が、自分自身をリードするから、

「答えを出す」と決めることができます。

 

そして、

自分自身をリードして、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 32 \\ - 15 \\ \hline \end{array} }} \\  の 2 と 5 だけを、

上から下向きに目で追わせるのも、

リーダーがいるからできます。

 

この続きも、

同じように、自分自身をリードして、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 32 \\ - 15 \\ \hline \end{array} }} \\  を自力で計算して、

自力で、 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:32 \\ -\: 15\\ \hline \:17\end{array} }} \\  と書いてしまいます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -922)、(+-  {\normalsize {α}} -494)