13×3= と、
134×2= の答えの出し方を、
1問、見せるだけで、
つかんでしまう子です。
算数の計算が大嫌いでした。
「困った」子でした。
でも今、
「できる」子に変わっています。
13×3= の
右の 3 と、左の 3 を示しながら、
「さざんがく(3×3=9)」と掛けて、
13×3= 9 と、書かせます。
次に、
13×3= 9 の
右の 3 と、左の 1 を示しながら、
「さんいちがさん(3×1=3)」と掛けて、
13×3=39 と、書かせます。
この 1問で、
〇〇×〇= の答えの出し方をつかみます。
同じように、
134×2= の
右の 2 と、左の 4 を示しながら、
「にしがはち(2×4=8)」と掛けて、
134×2= 8 と、書かせます。
次に、
134×2= 8 の
右の 2 と、左の 3 を示しながら、
「にさんがろく(2×3=6)」と掛けて、
134×2= 68 と、書かせます。
続いて、
134×2= 68 の
右の 2 と、左の 1 を示しながら、
「にいちがに(2×1=2)」と掛けて、
134×2=268 と、書かせます。
やはりこの 1問で、
〇〇〇×〇= の答えの出し方をつかみます。
「できる」子です。
この子の育ちの詳細を省きますが、
1~2年間で、
算数の計算が大嫌いな「困った」子から、
「できる」子に変わっています。
13×3= と、
134×2= の実況中継型リードで、
こちらの答えの出し方を見せるだけの
押し付けない教え方と、
同じような教え方を、
算数の計算が大嫌いな「困った」子に、
見せ続けた結果です。
こちらは見せるだけですから、
この子が自力で計算するために、
計算の仕方を、
こちらが見せる実行中継型リードからつかみ、
自分が使えるようにして(パーソナライズ化)、
自力で計算します。
新しい計算のたびに、
このようなパーソナライズ化をさせることで、
この子が、自分自身を育て続けます。
この積み重ねの結果、
計算が大嫌いな「困った」子から、
「できる」子に変わるような飛躍が起こります。
(基本 -923)、(×÷ -168)