教え方は、大事です。
どのように教えるのかが、教え方です。
もっと大事なのが、
何を教えるのかです。
教える必要のないことを教えると、
効果がないだけではなくて、
子どもの育ちを邪魔することもあります。
何を教えるのかは、
慎重に選ぶべきです。
このブログは、
算数や数学の計算の教え方に絞っています。
計算を教えるときに、
何を教えるのかの選び方でお勧めは、
① 自力で答えを出すこと。
② ある程度の速いスピードで答えを出すこと。
この 2つから選ぶことです。
例えば、
と計算して、
「×」が付いて、
自力で直せない子から、
「どうやるの?」と聞かれたら、
「①」を教えるようにします。
間違えている答えを、
自力で、正しい答えに直せないのですから、
自力で答えを出すことができない子です。
ですから、
自力で答えを出すことを、
この子に教える対象に選びます。
「えっ、直せないの?」、
「もう一度、考えてご覧なさい」、
「直せるはずだから」のようにしたら、
教える対象の選び方を間違えています。
このようなことは、
回り道になります。
「どうやるの?」と聞いたとき、
この子は学ぼうとしています。
自力で答えを出すことを教えるチャンスです。
あるいは、
の筆算のたし算を計算している子が、
集中が切れて、ボ~ッとしているのでしたら、
「②」を教えるようにします。
答えを出していないのですから、
ある程度の速いスピードで答えを出すことを、
この子に教える対象に選びます。
「どうしたの?」、
「鉛筆が動いていないよ」、
「計算できるでしょ」のようにしたら、
教える対象の選び方を間違えています。
このようなことは、
回り道になります。
突然のように割って入り、
ある程度の速いスピードで、
答えを出すことを教えるチャンスです。
ボ~ッとしている今は、
答えを出すスピードが、ゼロです。
ゼロから、
突然、ある程度の速いスピードに変わると、
大きな変化です。
強い印象で、
学ぶことができます。
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