式全体を見る視点があります。
計算するときは、
式に近い視点から見ています。
ページ全体を見る視点は、
式からかなり遠い視点です。
近すぎません。
遠すぎません。
程よく離れて見ると、
式全体が見えます。
例えば、
= を、
程よい視点から見ます。
すると、
3÷= のような
分数のわり算に似ていることに気付きます。
この分数のわり算は、
÷ を、× に書き換えて、
ひっくり返して、
3÷=3×
としてから掛けます。
この分数の計算の類推で、
=
と、
書き換える力を子どもは持っています。
このように、
= を、
程よい視点から見ることができれば、
計算できます。
さて、
「程よい視点から見ること」を、
どのように教えればいいのでしょうか?
子どもが、
「程よい視点から見ること」を
自然に修得できる計算が、
実は、
分数の四則混合です。
計算する前に、
計算順を決めるとき、
程よい視点から見ています。
例えば、
(1-1.2)÷(1.4-1
)= を、
計算する前に、
① 左のかっこの中の - 、
② 右のかっこの中の - 、
③ 中ほどの ÷ のように、
計算順を決めようとすれば、
式全体を、程よい視点から見ることになります。
(基本 -954)、(分数
-406)