の
筆算のたし算が初めての子に教えます。
答えの出し方を、
こちらが、
実際に計算して見せるだけの教え方です。
できそうでできない教え方です。
理由はさまざまにありますが、
最も大きな理由は、
見たことがない教え方だからでしょう。
以下は、
教え方の実例です。
の 17 の 1 と、
12 の 1 を無言で隠します。
子どもに、
が見えるようにします。
こうしてから、
「しち足すに、く(7+2=9)」と言います。
そして、
の 12 の 2 の真下の空欄を示して、
「ここ、く(9)」です。
リードされた子は、
と書きます。
続いて、
の 17 の 1 と、
12 の 1 を示しながら、
「いち足すいち、に(1+1=2)」と言って、
12 の 1 の真下の空欄を示して、
「ここ、に(2)」です。
リードされた子は、
と書きます。
ここまでで、
の答えの出し方を見せ終わります。
時間にして、
15秒程度です。
答えの出し方を、
こちらが、
実際に計算して見せるだけですから、
15秒くらいしか掛かりません。
子どもは、
15秒以内で、
と書き終わります。
の 1問の答えの出し方を見たら、
理解できて、
自力で計算できるようになる子も、います。
子どもの力の差は、
とても大きいですから。
でも、
1問見ただけで十分な子は、
とても少数です。
大多数の子は、
5問や、
10問見た後、
自力で計算できるようになります。
1問、15秒以下ですから、
10問、150秒以下です。
3分も掛かりません。
もう一度、言いますが、
答えの出し方を見せるだけの教え方を、
ほとんど見る機会がありません。
普段、
目にすることがないだけのことです。
できそうでできない教え方ですが、
実際に教えてみると、
その効果に驚くでしょう。
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