16+5= の 16 を見て、心の中に 17 を意識して、5 を見て、5回数えると意識すると同時に、17、18、19、20、21 と 5回数えて、答え 21 を出します。これが、たし算の数える計算です。

16+5=  の +5 を、

16 の次の 17 から、

5回数えると、

こちらは、

ハッキリと意識して、リードします。

 

こうすると、

たし算の初歩の 3+1=  や、

4+2=  と、

同じ答えの出し方をしていることが、

伝わりやすくなります。

 

3+1=  でしたら、

「3 の次の 4」と、

「1回」をハッキリと意識すれば、

3 の次の 4 が答えです。

 

4+2=  でしたら、

「4 の次の 5」と、

「2回」をハッキリと意識すれば、

5、6 と、答えを出せます。

 

 

このような数える計算の仕方を、

言葉で説明しようとすれば、

子どもが理解できる説明をできます。

 

でも、実は、

正しく理解できるような説明は、

そう、簡単ではありません。

 

4+2=  の 4 を見て、

4 を意識するのではなくて、

4 の次の 5を意識することなど、

どのように説明したら、

子どもに正しく伝わるでしょうか。

 

意外と、

伝えることが難しいのです。

 

でも、

こちらがやって見せて、

16+5=  の答え 21 を

数える計算で出すだけの教え方にすれば、

子どもはかなりのことを盗み取ります。

 

こすることで、

こちらは、

「16 の次の 17」と、

「5回」をハッキリと意識していますから、

言葉の説明よりも、

強い印象を子どもに感じさせることができます。

 

そして、

「同じやり方だ」のように、

子どもは、答えの出し方をつかんでしまいます。

 

 

以下は、

やって見せる実例です。

 

16+5=  の 16 を無言で示して、

「じゅうろく」と声に出して読みます。

 

音にするのは、

「じゅうろく」ですが、

16 を見たこちらは、

16 そのものではなくて、

16 の次の 17 を、

心の中に意識しています。

 

つまり、

心の中に、

16 の次の 17 をイメージして、

口では、

「じゅうろく」と声に出して言います。

 

 

続いて、

16+5=  の 5 を示して、

「じゅうしち、じゅうはち、じゅうく、

にじゅう、にじゅういち」と数えて、

= の右の余白を示します。

 

5 を示してすぐ、

「じゅうしち、・・・」と数えますが、

数える回数、5回を

心の中に意識しています。

 

子どもは、

耳で、こちらのいうことを聞きながら、

こちらの心の中の動きを

鋭く察知しています。

 

16+5=  の 16 を見て、

17 を心に意識していることや、

5 を見て、

数える回数を 5 回と、

心の中に意識していることを、

子どもは、確実に感じとっています。

 

(基本  {\normalsize {α}} -971)、(+-  {\normalsize {α}} -517)