を、
「分からない」と聞く子です。
できたはずのひき算です。
繰り下がりのあるひき算 の
答えの出し方を知ったために、
繰り下がりのないひき算を、
計算できなくなります。
このようなことは、
比較的多くの子で起こります。
珍しいことではありません。
ですから、
聞かれてすぐ、
の答えの出し方を教えます。
6 と 1 を示して、
「6-1=5」と引いて、
11 の一の位の 1 の真下を示して、
「ここ」です。
子どもは、
と書きます。
後で、分かることですが、
「引ける方から引く」と、
理解しています。
答えの出し方を続けて、
の 3 と 1 を示して、
「3-1=2」と引いて、
11 の十の位の 1 の真下を示して、
「ここ」です。
子どもは、
と書きます。
そして、
「引ける方から引く」と、
答えの出し方を決めています。
この後、
を計算させたら、
この子は、
とします。
一の位のひき算を、
7-6=1 としています。
「引ける方から引く」計算の仕方です。
「上から下」であろうが、
「下から上」であろうが、
「引ける方から引く」計算です。
(基本 -991)、(+-
-526)