繰り下がりの計算に、「嫌い」となってしまった子です。嫌いなままなんとか我慢して使うことのできるシンプルでパターン化した答えの出し方を教えます。

筆算の繰り下がりの計算  { \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 83 \\ - 74 \\ \hline \end{array} }} \\  に、

強い苦手意識を持ってしまっている子には、

シンプルにパターン化した計算を

繰り返し練習させます。

 

このような子に

「引けないから、

隣から、1 を借りて・・・」のような説明を

まったくしないように注意します。

 

「もっと嫌い」にさせてしまうからです。

 

 

この子が、

筆算の繰り下がりを嫌いなことを受け入れて、

嫌いだけれども、自力で使うことができる

シンプルにパターン化した計算を教えて、

繰り返し練習させます。

 

嫌いだけれども、

使うことができる答えの出し方だから、

なんとか我慢して、

練習することができます。

 

このように、

嫌いなことを認められてしまうと、

この子には、驚きです。

 

「えっ、嫌いなことを、

認めてくれるの?」のような驚きです。

 

しかも、

「嫌いなままでいい」のですから、

すでに嫌いになっているこの子にしたら、

自分らしさを保証されています。

 

そして、

嫌いなまま、自力で答えを出せる

シンプルでパターン化した方法ですから、

なんとか自分を抑えて、

繰り返し練習することができます。

 

「そうか、こうするだけで

答えが出るのだ・・・」のような

驚きの方法なのです。

 

 

以下のような答えの出し方が、

その実例です。

 

このブログで、

何回も、紹介している方法です。

 

例えば、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 83 \\ - 81 \\ \hline \end{array} }} \\  でしたら、

「3-1=2」と引いて、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:83 \\ -\: 81\\ \hline \:\:\:\:2\end{array} }} \\  と書いて、

「8-8=0」と引いて、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:83 \\ -\: 81\\ \hline \:\:\:\:2\end{array} }} \\  このままにする計算です。

 

 

あるいは、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 83 \\ - 74 \\ \hline \end{array} }} \\  でしたら、

「3-4= 、引けない」と判断して、

「13-4=9」と引いて、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:83 \\ -\: 74\\ \hline \:\:\:\:9\end{array} }} \\  と書いて、

「8-1=7」、

「7-7=0」  と引いて、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:83 \\ -\: 74\\ \hline \:\:\:\:9\end{array} }} \\  このままにする計算です。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1015)、(+-  {\normalsize {α}} -539)