8+4=、9+7=、6+5= のたし算を
100問計算しています。
8+4= の 8 の次の 9 から、
+4 の 4 回、
9、10、11、12 と数えて答えを出して、
8+4=12 と書く計算です。
4~5問の答えを書いて、
しばらくボ~ッとして、
たし算の計算に戻り、
4~5問で、
また、集中を切らせます。
100問が終わるまで、
30分、40分と掛かります。
このような子どもの様子を見ると、
普通は、
強いネガティブな気持ちを感じます。
「ダラダラとしている」ことと、
「サッサと計算できる力がありながら、
計算力を浪費している」ことです。
この子の実力は、
9+7= の 1問だけであれば、
9 の次の 10 を頭にイメージして、
10、11、12、13、14、15、16 と
指を素早く折りながら、
音なしで、心で数えて、
9+7=16 と、
5~6秒で書き終わるスピードです。
100問となりますと、
集中が、途中で、波のように変化して、
浅くなったり、深くなったりしますが、
それでも、
切れて、ボ~ッとすることがなければ、
5~6分で終わります。
今は、調子がとても悪いようです。
何回も、集中が切れてしまい、
100問のたし算を、
30分~40分も掛かっています。
集中が、何回も切れるように、
ひどく不安定な状態の子を
リードするときに
最も重要なコツは、
こちら自身を、
ドッシリと安定させることです。
自分自身を一定に保つようにします。
目の前の子どもの不安定さは、
とても気になりますが、
例え子どもであっても、
自分以外の他人を、
コントロールできません。
唯一、
コントロール可能な自分自身を、
強くコントロールして、
安定させます。
100問のたし算の
4~5問で、
集中が切れて、ボ~ッとします。
100問のたし算ですから、
10~20回程度、
集中が切れて、ボ~ッとします。
ボ~ッとすることが、
10回目でも、
15回目でも、
まったく同じように、
突然に、割って入り、
6+5= の 6 を示して、
「ろく」と声に出して読み、
5 を示して、
7、8、9、10、11 と、
声に出して数えて、
= の右の余白を示します。
こちら自身を安定させるように
努力すれば、
何回目であっても、
判で押したような同じリードをできます。
(基本 -1018)、(+-
-541)