繰り下がり計算に、「嫌だなぁ」の気持ちを持っている子です。スラスラ計算できない結果、自然に持ってしまうだけの気持ちです。楽に答えを出せるようになれば、「嫌だなぁ」の気持ちが消えます。

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 31 \\ -\:\:\: 3 \\ \hline \end{array} }} \\  の繰り下がり計算に、

「嫌だなぁ」と感じているようです。

 

「分からない」と、

甘えるように聞きます。

 

 

さて、

算数の計算問題に感じる「嫌だ」は、

答えをスラスラ出すことができないために、

自然に持ってしまう気持ちです。

 

このように単純な仕組みですから、

答えをスラスラ出せるように

こちらのリードで育ててしまえば、

「嫌だ」の気持ちは、

自然に消えてしまいます。

 

「どうしたの?」、

「できるでしょう・・・」、

「じきに慣れるから・・・」のように、

この子が感じている「嫌だ」の気持ちを、

直接に入れ替えようとしません。

 

答えを楽に出せるようにしてしまえば、

「嫌だ」を感じようにも、

感じることができなくなるからです。

 

これだけ単純な仕組みです。

 

 

ですから、

「分からない」と聞かれて、

即、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 31 \\ -\:\:\: 3 \\ \hline \end{array} }} \\  の答えの出し方を見せます。

 

「1-3=、できない」、

「11-3=8」、

「ここ」とリードして、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:31 \\ -\:\:\:\: 3\\ \hline \:\:\:\:8\end{array} }} \\  と書かせてしまいます。

 

続いて、

「1 減って、2」、

「ここ」とリードして、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:31 \\ -\:\:\:\: 3\\ \hline \:28\end{array} }} \\  と書かせてしまいます。

 

 

次の問題  { \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 22 \\ -\:\:\: 3 \\ \hline \end{array} }} \\  も、

次の問題  { \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 23 \\ -\:\:\: 5 \\ \hline \end{array} }} \\  も、

次の問題  { \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 34 \\ -\:\:\: 5 \\ \hline \end{array} }} \\  も、

同じようにリードして、

答えを書かせてしまいます。

 

このようなリードで、

3~4問の繰り下がり計算を

スラスラ計算することを体験させます。

 

不思議と、

こちらがリードしている間、

子どもの心から、

「嫌だ」の気持ちが消えてしまいます。

 

子どもにしたら、

驚きの体験です。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1019)、(+-  {\normalsize {α}} -542)