を、
初めて計算するとき、
「できる」と、先に決めている子がいます。
答えの出し方を習っているのは、
のような 3けたまでです。
のような 4けたは、
答えの出し方を習っていません。
それなのに、
「できる」と、
先に決めている子です。
ただ何となく「できる」と
空威張りのような決め方とは違います。
確実に計算「できる」と、
分かっていての「できる」です。
の一の位のひき算は、
「0-6= 、引けない」、
「10-6=4」です。
引けないとき、
1 を付けるだけで、
引けるようになります。
そして、
と書きます。
続いて、
の十の位のひき算は、
0 を見て、
「1 減って、9」、
「9-1=8」です。
一の位のひき算に、
1 を使ったので、
十の位を 1 減らします。
そして、
と書きます。
次は、
の百の位のひき算です。
8 を見て、
「1 減って、7」、
「7-5=2」です。
「1 減って・・・」は、
同じことの繰り返しです。
そして、
と書きます。
この子は、
3けたの筆算のひき算で、
「引けなければ、1 を付けて引くこと」と、
「1 を使ったら、1 減ること」が、
必要に応じて繰り返されるだけだと、
見抜いています。
だから、
初めての 4けたの筆算のひき算
を見て、
「できる」と、
先に決めることができるのです。
(基本 -1026)、(+- -546)