算数や、数学の計算問題を解くとき、一部分だけを見ます。目の焦点の絞り方を調節します。言葉で説明して教えることが難しい内容です。

12+8=  の一部分

2+8=  だけを見て、答え 10 を出して、

無視した  12+8=  の 1 だけを見て、

10 を、20 にします。

 

目の焦点の絞り方です。

 

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 27 \\ +\: 15 \\ \hline \end{array} }} \\  の 7 と 5 を、

この順に、上から下に見て、

頭の中で、7+5=12  と足して、

頭の中のイメージ 12 の 2 だけを見て、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 27 \\ +\: 15 \\ \hline \end{array} }} \\  の 5 の真下を見て、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 27 \\ +\: 15 \\ \hline \:\:\:\:2\end{array} }} \\  と書いて、

頭の中のイメージ 12 の 1 を見て、

繰り上がり数として、覚えて、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 27 \\ +\: 15 \\ \hline \:\:\:\:2\end{array} }} \\  の問題の 2 と 1 を、

この順に、上から下に見て、

頭の中で、2+1=3  と足して、

繰り上がり数として覚えている 1 を、

頭の中で、3+1=4 と足して、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 27 \\ +\: 15 \\ \hline \:\:\:\:2\end{array} }} \\  の 1 の真下を見て、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 27 \\ +\: 15 \\ \hline\:\:42\end{array} }} \\  と書きます。

 

言葉で説明して教えることが難しい

目の焦点の絞り方です。

 

 

{\normalsize{\begin{array}{rr} 25 \\\:\times\:\:\: 3 \\ \hline \end{array}}}\\  の 3 と 5 を、

この順に、下から上に見て、

頭の中で、3×5=15  と掛けて、

頭の中のイメージ 15 の 5 だけを見て、

{\normalsize{\begin{array}{rr} 25 \\\:\times\:\:\: 3 \\ \hline \end{array}}}\\  の 3 の真下を見て、

{\normalsize{\begin{array}{rr} 25 \\\:\times\:\:\: 3 \\ \hline \:\:\:5\end{array}}}\\  と書いて、

頭の中のイメージ 15 の 1 を見て、

繰り上がり数として、覚えて、

{\normalsize{\begin{array}{rr} 25 \\\:\times\:\:\: 3 \\ \hline \:\:\:5\end{array}}}\\  の 3 と 2 を、

この順に、下から左上に見て、

頭の中で、3×2=6  と掛けて、

繰り上がり数として覚えている 1 を、

頭の中で、6+1=7 と足して、

{\normalsize{\begin{array}{rr} 25 \\\:\times\:\:\: 3 \\ \hline \:\:\:5\end{array}}}\\  の 2 の真下を見て、

{\normalsize{\begin{array}{rr}25\\\:\times\:\:\:\: 3 \\ \hline \:\:\:75\end{array}}}\\  と書きます。

 

言葉で説明して教えることが難しい

目の焦点の絞り方です。

 

 

2×(6-2)=  の

× と、( と、- と、) を一度に

「 ×( - ) 」このような感じで見て、

計算順を、

① かっこの中の - 、

② かっこの前の × と決めます。

 

言葉で説明して教えることが難しい

目の焦点の絞り方です。

 

 

{\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}x+7y=-6\\3x+2y=1\end{array}\right.\end{eqnarray}}  の x と y を無視して、

= の右の数も無視して、

{\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}1〇+7〇=〇\\3〇+2〇=〇\end{array}\right.\end{eqnarray}}  のような感じで見ます。

 

そして、

上の式を 3倍して、

下の式を引いて、

x を消して解くと決めます。

 

言葉で説明して教えることが難しい

目の焦点の絞り方です。

 

 

問題の一部分だけを見て

計算します。

 

言葉で説明して、

教えようとしても、

正確に教えることができるのかどうか、

難しい内容です。

 

子どもに、

見よう見まねで、

自力でつかんでもらうしかない内容です。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1053)、(+-  {\normalsize {α}} -562)、

(×÷  {\normalsize {α}} -193)、(分数  {\normalsize {α}} -437)