「引くことができないひき算を
引くことができるように変える工夫」があります。
小学校の算数のレベルでは、
引かれる数が、
引く数より大きければ、
引くことができます。
例えば、
5-2= は、
引かれる数 5 が、
引く数 2 より大きいから、
引くことができます。
あるいは、
-= は、
引かれる数 が、
引く数 より大きいから、
引くことができます。
引かれる数が、
引く数よりも大きいのに、
数の表し方や、
計算の仕方から、
引けないひき算に見えるときがあります。
例えば、
の一の位のひき算 4-8= は、
引くことができません。
あるいは、
1-= の
分子同士のひき算 4−6= は、
引くことができません。
そう見えるだけですから、
引くことができるように工夫して、
引きます。
例えば、
でしたら、
「4-8=、引けない」ですから、
「14-8=6」と、
4 に、1 を付けて、14 に変えて、
引くことができるようにします。
あるいは、
1-= の
分子同士のひき算 4−6= は、
引くことができませんから、
1= と変えて、
引くことができるようにします。
引くことができないひき算を、
引くことができるように変える工夫を、
言葉で説明して、
理解させることができますが、
理解していなくても、
引くことができるように変える工夫を行って、
ひき算の答えを出すことができます。
例えば、
の一の位のひき算 4-8= は、
繰り下がりや、
隣から 1 を借りることを知らなくても、
4-8= の 4 に 1 を付けて、
14 にするだけのことですから、
計算することができます。
あるいは、
1-= の
分子同士のひき算 4−6= は、
1 の 1 を、 に変えて、
の分子の 7 と、
の分子の 4 を、
7+4=11 と足して、
1= と変えれば、
引くことができます。
(基本 -1055)、(+- -563)、(分数 -439)