24÷2= や、40÷10= で、「分からない」と聞かれたら、「即」答えの出し方を教えます。5秒や、10秒後に、子どもは、答えを書き終わります。そして、「分かった」に変わります。

24÷2=  や、

40÷10=  で、

「分からない」と

多くの子が聞きます。

 

16÷2=  でしたら、

2×8=16  の九九を利用して、

16÷2=8  と計算できます。

 

 

でも、

24÷2=  は、

2×9=18  の答え 18 以上の 24 を、

2 で割るわり算です。

 

2の段の九九を利用して、

24÷2=  を、

計算できません。

 

ですから、

「分からない」ではありません。

 

 

そうではなくて、

無意識に、

「分からない」と聞くと、

心の中で、先に決めているから、

「初めて見る」くらいのことで、

「分からない」と聞きます。

 

先に、

「分からない」と聞くと、

決めているからです。

 

 

40÷10=  も同じようなことです。

 

九九は、9の段までです。

10の段の九九を、習っていません。

 

でも仮に、

10の段の九九を覚えていて、

利用できるのでしたら、

10×4=40  から、

40÷10=4  と計算できます。

 

そうなのですが、

九九の学びは、

9の段までで、

10の段を覚えていません。

 

と、

このように考えて、

「分からない」ではないのです。

 

先に、

「分からない」と聞くことを、

決めているからです。

 

 

このような幼稚な聞き方をされたとき、

次のようにすることがお勧めです。

 

24÷2=  や、

40÷10=  で、

「分からない」と聞かれたら、

即、答えの出し方を見せます。

 

「即」です。

 

 

24÷2=  でしたら、

24 の 4 を隠して、

「2÷2、1」と割って、

= の右を示して、

「ここ、1」です。

 

「即」リードされた子は、

「即答」にやや驚きながらも、

24÷2=1  と書きます。

 

こちらは続けて、

24÷2=1  の 4 を示して、

「4÷2、2」と割って、

子どもが書いた答え 1 の右を示して、

「ここ、2」です。

 

「えっ、そうなの?」のような感じで、

半信半疑のまま、子どもは、

24÷2=12  と書きます。

 

ユックリとリードしても、

10秒以下です。

 

この「10秒以下」が、

とても重要です。

 

 

40÷10=  でしたら、

40 の 0 を示して、

「ゼロ、取って、4」と言って、

= の右を示して、

「ここ」です。

 

「ゼロを取る?」と、

気にしないようにします。

 

計算ではありませんが、

リードされた子は、

不思議と、理解できてしまうのです。

 

もちろん、

「えっ、何なの?」のような感じになりますが、

40÷10=4  と書きます。

 

こちらは、

5秒も掛かりません。

 

このように、

「即」、

答えの出し方を見せ始めて、

5秒や、10秒の短い時間で、

子どもに答えを書き終わらせてしまいます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1082)、(×÷  {\normalsize {α}} -198)