3+1= や、15+1= のような 1 を足すたし算の +1 を、「出発点指定で、2回の数唱」と、言葉で説明しないで、子どもに発見させるような教え方をします。

3+1=  や、

15+1=  のように、

1 を足すたし算の  +1  は、

シンプルに、

「出発点指定で、2回の数唱」です。

 

これだけのことです。

 

 

3+1=  の 3 は、

この数から数えることを命じています。

 

+1  の 1 は、

1回だけ、

数唱を唱えることを命じています。

 

3 から数えて、

1回、数唱を唱えると、

4 です。

 

= は、

数えた結果が、

答えであることを命じています。

 

ですから、

4 です。

 

答え 4 を書けば、

3+1=4  です。

 

 

同じように、

15+1=  も計算できます。

 

15 から、

数えることを命じている問題です。

 

1回だけ、

数えることを命じている問題です。

 

15、16 となります。

 

そして、

数えた結果が、

答えであることを命じている問題です。

 

16 です。

 

ですから、

15+1=16  です。

 

これだけの計算なのです。

 

 

これだけシンプルな計算ですから、

「出発点指定で、2回の数唱」であることを、

言葉で説明しないで、

子ども自身に発見させる教え方をします。

 

その一つが、

次のような実況中継型の教え方です。

 

3+1=  の 3 を無言で示して、

「さん」と声に出して言い、

1 を無言で示して、

「し」と声に出して言い、

= の右の余白を無言で示して、

「ここ、し」と、言います。

 

これだけですが、

見ている子どもは、

4 を、

3+1=4  と書きます。

 

 

続いて、

同じような実況中継型リードで、

「分かった」、

「もうできる」と子どもが言うまで、

4~5問や、

10問、20問と教えます。

 

子どもがこう言った時が、

「出発点指定で、2回の数唱」であることを、

つかんだ時です。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1087)、(+-  {\normalsize {α}} -582)