3けたの筆算のたし算 に
「☓」が付きます。
学びを深めるチャンスです。
ですが、
子どもの心は、
「☓」を
「〇」に変えたいだけです。
「☓」を嫌うことと、
「〇」を好むことは、
ものの見方:パラダイムで、
社会通念です。
子どもは、
学校や、自宅での暮らしを通して、
周りからの影響で、
「☓」を嫌い、
「〇」を好むようになっています。
「どうして?」ではなくて、
「そういうもの」なのです。
ハッキリとした理由などないのですが、
「☓」を嫌い、
「〇」を好みます。
しかも、
かなり強い思いですから、
3けたの筆算のたし算 に、
付いている「☓」を見て、
「嫌だなぁ」と強く思い、
早く「〇」にしたいのです。
こうなっているのが子どもですから、
間違った答え 224 を、
消してしまいたいのです。
間違えた答え 224 を消しても、
「☓」が、
「〇」に変わりはしないのですが、
「☓」自体が嫌ですから、
消してしまいたいのです。
本当は、
「☓」を消したのですが、
そうできませんから、
その代わりに、
間違えた答え 224 を消そうとします。
こうなっている子に、
消させないで、
間違えた答え 224 を残したままで、
この答えを直して、
正しい答え 1224 に
変えたいのですから、
かなり強いリードをします。
消そうとする子どもに、
強引に割って入ります。
でも、
中立的な気持ちで、
実にアッサリと淡々と、
の一の位の 6 と 8 を示して、
「6+8=14」と足して、
この子の答えの一の位の 4 を示して、
「合っている」と言ってから、
「指、1」とリードします。
次に、
の十の位の 7 と 4 を示して、
「7+4=11」と足して、
子どもが指に取っている 1 を触って、
「1 増えて、12」と言って、
この子の答え 224 の十の位の 2 を示して、
「合っている」と言って、
「指、1」とリードします。
そして、
の百の位の 3 と 8 を示して、
「3+8=11」と足して、
子どもが指に取っている 1 を触って、
「1 増えて、12」と言って、
この子の答え 224 の百の位の 2 を示して、
「合っている」と言って、
その左前を示して、
「ここ 1」と言います。
このようにリードされた子は、
と書きます。
「☓」に重ねるように
「〇」を書いて、
こちらのリードを終えます。
(基本 -1088)、(+- -583)