筆算に書き直さないで、
暗算形式のまま計算する
割る数が「1けた」のわり算の
答えの出し方です。
子どもに教えるのは、
答えの出し方だけです。
教える目的は、
子ども自身が、
自力で、計算できるようになることです。
教え方は、
こちらが、
自力で答えを出している様子を
実況中継型リードで、見せるだけです。
わり算は、
たし算や、ひき算や、かけ算と同じように、
シンプルなパタ-ンを繰り返すだけです。
例えば、
46÷2= です。
割る数が 2 ですから、
2 を含む 46 の 4 を見ます。
そして、
4÷2=2 とわり算を計算します。
この答え 2 を、
= の右に、
46÷2=2 と書きます。
46 の 4 は、
わり算に使いましたから、
右隣の 2 を含む 6 を見ます。
そして、
6÷2=3 とわり算を計算します。
この答え 3 を、
= の右に、
すでに書いてある 2 の
さらに右隣に、
46÷2=23 と書きます。
これだけの計算です。
あるいは、
96÷3= でしたら、
3 を含む 9 を見て、
9÷3=3 です。
そして、
96÷3=3 と書きます。
続いて、
3 を含む 96 の 6 を見て、
6÷3=2 です。
そして、
96÷3=32 と書いて、
計算が終わります。
このように、
割る数を含んでいる
割られる数の一部分を見れば、
暗算で計算できるわり算になります。
この暗算で計算できるわり算を
見つけ出すことと、
計算することと、
その答えの書き方が、
組になって、
パターンになります。
これだけのことですから、
8426÷2= のように
割られる数の「けた」が増えても
パターンを繰り返せば、
答えを出すことができます。
まず、
2 を含む 8 を見て、
8÷2=4 です。
そして、
8426÷2=4 と書きます。
次に、
2 を含む 8426 の 4 を見て、
4÷2=2 です。
そして、
8426÷2=42 と書きます。
それから、
2 を含む 8426 の 2 を見て、
2÷2=1 です。
そして、
8426÷2=421 と書きます。
次に、
2 を含む 8426 の 6 を見て、
6÷2=3 です。
そして、
8426÷2=4213 と書いて、
計算が終わります。
(基本 -1091)、(+- -585)