四則混合の計算順は、
① かっこの中、
② かけ算とわり算、
③ たし算とひき算、
この順で決まります。
でも、
このような計算順を決めるルールを
教えてようとしているのではありません。
計算順を
計算する前に決めることを
教えようとしています。
例えば、
初歩的な四則混合
8-(7-4)= の計算順です。
計算順を決めるルールから、
かっこがあるので、
かっこの中が先と決めます。
かっこの中が先と決めたら、
それ以外の部分を見ないで、
かっこの中だけを見ます。
8-(7-4)= のかっこの中は、
7-4 です。
計算は、1つで、
ひき算です。
ですから、
かっこの中のひき算が、
1番目の計算です。
1番目の計算を決めたら、
もう 1番目の計算を見ません。
これ以外の部分を見ます。
つまり、
かっこの外です。
8-(7-4)= のかっこの外は、
8- です。
計算は、1つで、
ひき算です。
ですから、
かっこの外のひき算が、
2番目の計算です。
8-(7-4)= の計算は、
ひき算が、2つです。
この 2つのひき算の
計算順を決めましたから、
計算する前に、
8-(7-4)= の計算順が決まります。
と、
これだけのことを、
こちらは、
考えるとはなく考えて、
8-(7-4)= の計算順を決めています。
こちらと同じように、
子どもが自力で、
計算する前に
計算順を決めることを
教えようとしています。
子どもに、
言葉で説明して、
理解させようとすると、
とても難しいことになります。
ですから、こちらが、
子どもの人差し指を持ち、
8-(7-4)= の
かっこの中の - を示して、
「こう」、
かっこの前の - を示して、
「こう」とだけ言うだけの教え方をします。
「習うより、慣れよ」が
向いているところです。
(基本 -1134)、(分数 -465)