計算の答えの出し方を
子どもに教えます。
教えることは、
① 自力で答えを出せることと、
② 自力で、
一定の速いスピードで計算することです。
ところが、
自力で、
答えを出すことや、
自力で、
一定の速いスピードで計算することは、
言葉で教えにくい対象です。
「自力で」を、
言葉で説明することが、
とても難しいのです。
ですから、
言葉で教えることをやめて、
こちらが、
「自力で」
答えを出す様子や、
「自力で」
一定の速いスピードで計算する様子を
子どもに見せる教え方をします。
例えば、
5+3= でしたら、
5 を示して、
「ご」と声に出して読み、
3 を示して、
「ろく、しち、はち」と声に出して言い、
= の右を示して、
「はち(8)」と声に出して言います。
こちらが、
「自力で」、
一定の速いスピードで
答えを出している様子を見せています。
このような実況中継型リードを見た子は、
「書いて」と、促されていないのに、
「自力で」、
5+3=8 と書いて、
こちらが、
「自力で」、
一定の速いスピードで
答えを出すこと自体を
まねしようとします。
さて、
「自力で」を、
少し補足します。
自分が、
自分自身をリードすることです。
5+3= の 5 を見るように、
自分自身をリードできれば、
5 を見ます。
そして、
「ご」と読むように、
自分自身をリードできれば、
「ご」と読みます。
このように、
自分が、
自分自身をリードすることが、
「自力で」になります。
(基本 -1140)、(+- -614)