かなり複雑な四則混合の問題であっても、どの子も、アレコレと迷うことなく、確実に答えを出せるチョットしたコツがあります。それが、計算する前に計算順を決めさせることです。

複雑な四則混合

例えば、

( 3 {\Large\frac{2}{7}}+2 {\Large\frac{3}{14}} )÷ {\Large\frac{1}{2}}-( 4 {\Large\frac{1}{5}}+1 {\Large\frac{3}{10}} )=  を

誰もが

計算の仕方に迷うことなく

確実に答えを出せる方法があります。

 

それが、

① 計算する前に計算順を決めることと、

② 決めた計算順に従って、

1つずつ順に計算すること、

この 2つです。

 

 

この複雑な四則混合も、

こうすれば、

どの子も

アレコレと計算の仕方に迷わないで、

答えを出すことができます。

 

実際に

一部分を計算してみます。

 

 

まず、

( 3 {\Large\frac{2}{7}}+2 {\Large\frac{3}{14}} )÷ {\Large\frac{1}{2}}-( 4 {\Large\frac{1}{5}}+1 {\Large\frac{3}{10}} )=  の

計算順は、

① 左のかっこの中の +  、

② 右のかっこの中の +  、

③ 左のかっこの後ろの ÷  、

④ 右のかっこの前の - です。

 

易しい四則混合の問題から、

計算する前に計算順を決める練習をすれば、

どの子も、

複雑な四則混合の問題であっても、

計算する前に計算順を決めることができます。

 

 

次に、

自分が決めた計算順で、

1つずつ計算していきます。

 

最初の計算は、

分数のたし算  3 {\Large\frac{2}{7}}+2 {\Large\frac{3}{14}}=  です。

 

このたし算は、

分母を、14 にそろえて、

つまり、

 {\Large\frac{4}{14}}+2 {\Large\frac{3}{14}}=  とそろえて、

それから足す計算です。

 

四則混合を習う前に修得しています。

 

楽にスラスラと

計算できます。

 

 

この複雑な四則混合の

続く計算を省略します。

 

先に計算順を決めることを、

子どもにマスターさせるだけで、

どの子も、

複雑な四則混合の問題を

アレコレと迷うことなく

確実に答えを出すことができます。

 

チョットしたコツですが、

重要なコツです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1143)、(分数  {\normalsize {α}} -468)