筆算のたし算 28+15 や、26+13 を、一の位からではなくて、十の位から計算する子です。繰り上がりがあろうが、なかろうが、最初のたし算 2+1=3 の答え 3 を、一時的に覚えます。

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 28 \\ +\: 15 \\ \hline \end{array} }} \\  や、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 26 \\ +\: 13 \\ \hline \end{array} }} \\  を、

左から計算する子です。

 

左からの計算に慣れていますから、

速いスピードで答えを出します。

 

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 28 \\ +\: 15 \\ \hline \end{array} }} \\  でしたら、

左から、

2+1=3  と足して、

続いて、

8+5=13  と足して、

繰り上がりがあるので、

十の位のたし算の答え 3 を

1 増やして、

4 にして、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 28 \\ + 15 \\ \hline4\:\:\:\end{array} }} \\  と書いてから、

一の位のたし算の答え 13 の 3 を、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 28 \\ +\: 15 \\ \hline\:\:43\end{array} }} \\  と書きます。

 

繰り上がり計算をするまで、

一時的に覚えている数は、

3 です。

 

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 26 \\ +\: 13 \\ \hline \end{array} }} \\  でしたら、

左から、

2+1=3  と足して、

続いて、

6+3=9  と足して、

繰り上がりがないので、

十の位のたし算の答え 3 を

そのまま   {\normalsize { \begin{array}{rr} 26 \\ + 13 \\ \hline3\:\:\:\end{array} }} \\  と書いてから、

一の位のたし算の答え 9 を、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 26 \\ +\: 13 \\ \hline\:\:39\end{array} }} \\  と書きます。

 

繰り上がり計算がないのに、

一時的に 3 を

覚えておきます。

 

一の位から足す

右からの計算の方が、

繰り上がりの計算が、

とても楽です。

 

 

右から足すようにすれば、

(一の位から)

繰り上がり数は、

いつも同じ 1 です。

 

この子のように

左から足す計算をすると

(十の位から)

繰り上がり数は

やはり、1 で同じですが、

覚えている数が、

さまざまなのです。

 

それだけではなくて、

繰り上がり計算がなくても、

一時的に数を覚えておきます。

 

 

例えば、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 28 \\ +\: 15 \\ \hline \end{array} }} \\  でしたら、

2+1=3  の 3 を覚えておきます。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 48 \\ +\: 54 \\ \hline \end{array} }} \\  でしたら、

4+5=9  の 9 を覚えておきます。

 

このように

さまざまな数を

覚えておかなければなりません。

 

右から足すときの

いつも同じ 1 を覚えることと比べて、

ミスしやすいのです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1154)、(+-  {\normalsize {α}} -621)