21÷3= 、25÷5= 、24÷6= 、・・・・・・。
割り切れるわり算です。
このようなわり算を、
200問練習しています。
この子の答えの出し方は、
九九を利用します。
例えば、
21÷3= は、
3の段の九九を下から唱えます。
「さんいちがさん(3×1=3)」、
「さんにがろく(3×2=6)」、
「さざんがく(3×3=9)」、
「さんしじゅうに(3×4=12)」、
「さんごじゅうご(3×5=15)」、
「さぶろくじゅうはち(3×6=18)」、
「さんしちにじゅういち(3×7=21)」と唱えて、
九九の答えが 21 になる
3×7=21 を利用して、
21÷3=7 と計算します。
同じように、
25÷5= は、
5の段の九九を下から唱えます。
「ごいちがご(5×1=5)」、
「ごにじゅう(5×2=10)」、
「ごさんじゅうご(5×3=15)」、
「ごしにじゅう(5×4=20)」、
「ごごにじゅうご(5×5=25)」と唱えて、
九九の答えが 25 になる
5×5=25 を利用して、
25÷5=5 と計算します。
24÷6= も同様にして、
6の段の九九を下から唱えます。
「ろくいちがろく(6×1=6)」、
「ろくにじゅうに(6×2=12)」、
「ろくさんじゅうはち(6×3=18)」、
「ろくしにじゅうし(6×4=24)」と唱えて、
九九の答えが 24 になる
6×4=24 を利用して、
24÷6=4 と計算します。
このような計算を
1カ月間前後、
続けます。
すると、
大多数の子が、
その自然な結果として、
九九を利用する前に
わり算の答えが出るようになります。
21÷3= を見たら、答え 7 が、
25÷5= を見たら、答え 5 が、
24÷6= を見たら、答え 4 が、
九九を唱えていないのに、
出る感覚です。
でも、
このようなわり算の感覚だけではなくて、
困った習慣を持ってしまうのが普通です。
集中を切らせてボ~ッとすることや、
眠くなるようなことです。
21÷3= 、25÷5= 、24÷6= 、・・・・・・を、
九九を利用して、
繰り返し答えを出す結果、
わり算の感覚を持てるのです。
ですが、
同じような計算を
繰り返すことで
飽きも生まれます。
「まだ、やるの?」、
「もう分かったから・・・」のような感じで、
わり算の練習にウンザリとしてしまいます、
そして、
集中を切らせてボ~ッとすることや、
眠くなるようなことが、
この子の習慣になってしまいます。
ウンザリした気持ちを
繰り返し感じるまで、
子どもを放置しなければいいのです。
九九を利用するわり算の計算に、
慣れてきたと思われたら、
より速いスピードで九九を利用して、
答えを出すことに、
子どもを向かわせればいいのです。
こうすれば、
速いスピードの計算に
夢中になります。
そして、
自然に、
九九を利用するわり算を
夢中になって行う習慣が育ちます。
(基本 -1173)、(×÷
-211)