「分かった」、「自分でできる」と、短時間で、子どもに言わせてしまうゴールを決めた即興の二人芝居が、3+1= のような 1 を足すたし算の答えの出し方を教えることです。

3+1=  のような

1 を足すたし算の答えを、

子どもが、

短時間で、

自力で出せるようになるまでの

育ちを見せる二人芝居があります。

 

子どもを主役に、

こちらが脇役を演じる二人芝居です。

 

とても変わった二人芝居です。

 

 

台本がありません。

 

さらに、

リハーサル抜きの

いきなりの本番開演で、

その場任せの即興劇です。

 

そうなのですが、

1 を足すたし算の答えを、

自力で出すことができる子に

短時間で育つゴールは決まっています。

 

 

もちろん、

子どもをリードするこちらは、

数唱と

数字の読みと

数字の書きの力を

組み合わせて使おうと

大まかに決めています。

 

強いて言うならば、

台本らしいものです。

 

でも、子どもは、

事前に予測できない

さまざまな反応をしますから、

頻繁に、

台本から外れてしまいます。

 

 

子どもをリードするこちらは、

大体が台本通りには行かない子どもを

繰り返し台本に戻そうと努力して、

短時間で、

「分かった」、

「自分でできる」と、

子どもに言わせてしまいます。

 

これを

即興で演じる二人芝居です。

 

 

数唱と

数字の読みと

数字の書きの力を利用するのは、

リハーサル抜きで、

台本のない即興劇を

子どもが

演じることができるようにするためです。

 

リードするこちらの台本らしいものが、

次のような実況中継型リードです。

 

例えば、

こちらは、

3+1=  の 3 を示して、

「さん」と声に出して言い、

1 を示して、

「し」と声に出して言い、

= の右を示して、

「ここ、し」と声に出して言います。

 

二人芝居の中で見ている子どもは、

3 を示されたら、

「さん」と読むことができますから、

自分でも演じることができると思いながら、

こちらの芝居を見ています。

 

でも、

1 を示されて、

「いち」ではなくて、

「し」なのですから、

ここは、

「?」と疑問を感じます。

 

芝居は進み、

子どもが感じている疑問を

置いていきますから、

子どもは、

「?」を心に置いたまま、

即興芝居を続けます。

 

 

= の右を示されて、

「ここ、し」と言われたら、

算数の計算と分かっていますから、

「し」は、

数字の 4 と

子どもは、すぐに気付きます。

 

そして、

自分の出番と理解して、

3+1=4  と書きます。

 

 

6+1= 、

2+1= 、

5+1= 、

8+1= と、

5問、

10問と、

こちらは、同じような演技を続けて、

子どもが、

「分かった」、

「自分でできる」と、

言わせてしまいます。

 

こうなると、

子どもは、

自力で答えを出すことができますから、

即興劇の二人芝居が終わります。

 

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