840÷8=15 とミスした計算を、自力で正すとき、どの子も同じように、誤答 15 を消してから計算し直します。誤答 15 を残したまま、計算し直すことを教えると、バツ(☓)の正し方が向上します。

840÷8=15  と書いて、

「☓(バツ)」が付きます。

 

自力で、

840÷8=15  と計算できたのですから、

自力で直せると思うようです。

 

この子は、

自力で直します。

 

 

「えっ?」、

「消してしまうの?」のようでもあり、

「これは、困った」、

「教えなければ」と思うような

子どもらしい直し方です。

 

840÷8=15  の自分の答え 15 を消して、

そして、

もう一度、計算します。

 

そして、

840÷8=15  と書きます。

 

バツ(☓)の付いた同じ答えを書いたと、

不思議と思わないようです。

 

「計算し直したこと」で、

直せたと思うようです。

 

 

もちろん、

また、☓(バツ)が付きます。

 

子どもの頑張り方に個人差がありますので、

☓(バツ)を見ても、

少しもへこたれることなく、

何度でも、

計算し直せる子もいれば、

頑張っても、1回の計算し直しで

音を上げてしまい、

「分からない」と

泣き付く子もいます。

 

このように、

頑張り方に差がありますが、

不思議と直し方は、

個人差がなくて、

同じようなやり方です。

 

840÷8=15  の答え 15 を消してから、

計算し直すやり方です。

 

 

だから、

840÷8=15  と、

バツ(☓)の付いた答え 15 を消さずに残して、

そして、

計算し直すことを教えると、

「えっ、消さないの?」のように

目から鱗のような感じで、子どもは驚いて、

「なるほど!」と納得して、

まねし始めるようです。

 

840÷8=15  の自分の答え 15 を

消さないで残して計算するので、

間違っている答え 15 を、

再び、書くことはなくなります。

 

ここだけでも

子どもがまねしてくれれば、

☓(バツ)の直し方が

大きく向上します。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1202)、(×÷  {\normalsize {α}} -213)