計算問題の答えの出し方を、子どもから聞かれたとき、手間を惜しまずに掛けて、子どもの内面のリーダーに、子どもが、何となく気付くような教え方をします。

答えの出し方を

子どもから聞かれたら、

次の 1ステップだけを教えます。

 

教え方は、

実況中継型リードを中心にして、

答えを出すための次の 1ステップを

こちらが、やって見せます。

 

 

目的は、

子どもの内面の

自力で答えを出すためのリーダーを

確実に育てるためです。

 

例えば、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:100 \\ - \: \:\:\:\:\:\:2 \\ \hline \end{array} }} \\  の答えを、

子どもが自力で出せるのは、

子ども自身をリードするリーダーが、

子どもの内面にいて、

答えを出すまでの計算の流れで、

子ども自身をリードするからです。

 

子どもの内面のリーダーは、

次のように、子ども自身をリードします。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:100 \\ - \: \:\:\:\:\:\:2 \\ \hline \end{array} }} \\  の 100 の一の位の 0 と

その真下の 2 を見るようにリードして、

「0-2=、できない」と判断して、

「10-2=8」と計算して、

2 の真下に、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:100 \\ -\: \:\:\:\:\:\:2\\ \hline \:\:\:\:8\end{array} }} \\  と書くようにリードします。

 

 

続いて、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:100 \\ -\: \:\:\:\:\:\:2\\ \hline \:\:\:\:8\end{array} }} \\  の 100 の十の位の 0 を見て、

「1 減らして、9」にして、

答えの十の位として

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:100 \\ -\: \:\:\:\:\:\:2\\ \hline\:\:98\end{array} }} \\  と書くようにリードします。

 

最後に、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:100 \\ -\: \:\:\:\:\:\:2\\ \hline\:\:98\end{array} }} \\  の 100 の百の位の 1 を見て、

「ない」と判断して、

何もしないようにリードします。

 

 

このようなリードをするリーダーを

確実に育てるのですから、

手間が掛かることを承知しておきます。

 

聞かれたら、即、

すぐに、次の 1ステップだけ教えれば、

子どもは、

徐々に、

自分自身をリードするリーダーを

意識するようになります。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1554)、(+-  {\normalsize {α}} -863)