筆算のたし算 の答えを、
左の十の位から足す子に、
右の一の位から足すことを教えたとき、
子どもに、
強く抵抗されることがあります。
あってはならないことなのですが、
この子は、
筆算のたし算 の答えの出し方を、
初めて習うとき、
取り残されてしまったことや、
放置されてしまったことや、
強い不愉快な目に出会ってしまったことが、
起こってしまったのでしょう。
このようなことが、
心の傷として残っていることから、
の答えを、
右の一の位から足すことに、
強く抵抗しているのでしょう。
強く抵抗する子の
心が癒されるまで、
心の傷のために強く抵抗したままの子に、
こちらは、笑顔を絶やさないで、
実況中継型リードを続けます。
次のような実況中継型リードが
実例です。
の 8 と 5 を示して、
「8+5=13」と言って、
5の真下を示して、
「さん(3)」、
「指、いち(1)」と言います。
強く抵抗しながらも、
子どもが、 と書いたら、
2 と 1 を示して、
「2+1=3」と言って、
子どもが指に取っている 1 を触って、
「いち(1)増えて、し(4)」と言って、
1 の真下を示して、
「し(4)」と言います。
やはり、強く抵抗しながら、
子どもが、 と書いたら、
同じような実況中継型リードを、
笑顔を保ちながら、
続く 2~3問に行います。
やがて、
子どもの心の傷が癒されると、
一の位の右から足す計算も
自力でできるようになります。
こうなった後は、
十の位の左から足すことを選ぼうと、
一の位の右から足すことを選ぼうと
子どもの自由です。
(基本 -1562)、(+- -868)