見せることができることを、
見せることで、
子どもはまねすることができます。
「見せること」は、
こちら自身のできることです。
「まねすること」は、
子ども自身のできることです。
できることを
ひたすら繰り返すと、
人の生まれながらに授かる不思議な力で、
できないことも
できるように変わります。
できないことは
できないのですから、
一度も、行っていないのです。
できることだけを
繰り返し行っただけです。
それなのに
できないことが
できるようになります。
その一例が、
5-2= を、
見ただけで、
無意識の習慣で、
5-2=3 と計算できる力です。
5-2= を見て、
「帯分数」、
「ひき算」、
「異なる分母」、
「通分」、
「共通分母」・・・・・・のような
アレコレの言葉で考えていないのに、
共通分母 9 を、
ある種の感覚で思い付き、
5-2=3 と、
通分してから、
整数部分同士、
分子同士を引いています。
共通分母 9 を思い付く感覚や、
共通分母を探して、
通分して、
整数部分同士と、
分子同士を引くような
順序の付いた計算の流れを
思い付いて
実際に行ってしまう力は、
「できること」を
繰り返し行った結果、
以前は、「できないこと」が、
「できること」になった力です。
ここでの「できること」は、
こちらが見せる
5-2= の答えの出し方を
「まねすること」です。
「まねすること」を
ひたすら繰り返すことです。
(基本 -1565)、(分数 -611)