「1けた」の 7 に、「3けた」の 115 を足す筆算のたし算は、見慣れていないために戸惑うのが普通です。実況中継型リードを見せて教えれば、子どもは、自分自身をリードする疑似体験をできます。

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:\:\:\: 7\\ +115 \\ \hline \end{array} }} \\  の答えを、

子どもが自力で出すとき、

子どもの内面のリーダーがリードしています。

 

子どもの内面のリーダーは、

体験知を支えにして、

自分自身をリードします。

 

こちらが見せる実況中継型リードを

まねする体験から、

子どもの内面のリーダーは、

答えを出す体験知を得ます。

 

 

子どもに見せる実況中継型リードの実例です。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:\:\:\: 7\\ +115 \\ \hline \end{array} }} \\  の 7 と 5 を示して、

「しち足すご、じゅうに(7+5=12)」、

5 の真下を示して、

「ここ、に(2)」、

「指、いち(1)」とリードします。

 

子どもの内面のリーダーは、

こちらが見せる実況中継型リードで、

自分自身をリードする体験をしていますから、

自分自身をリードして、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:\:\:\: 7\\ +115 \\ \hline\:\:\:\:2\end{array} }} \\  と書いて、

指を 1本伸ばします。

 

 

実況中継型リードを続けます。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:\:\:\: 7\\ +115 \\ \hline\:\:\:\:2\end{array} }} \\  の 115 の十の位の 1 を示して、

子どもが指に取った 1 を示して、

「いち(1)増えて、に(2)」、

1 の真下を示して、

「ここ、に(2)」とリードします。

 

自分自身をリードする体験中の

子どもの内面のリーダーは、

自分自身をリードして、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:\:\:\: 7\\ +115 \\ \hline\:\:22\end{array} }} \\  と書きます。

 

 

そして、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:\:\:\: 7\\ +115 \\ \hline\:\:22\end{array} }} \\  の 115 の百の位の 1 を示して、

「これ」、

1 の真下を示して、

「ここ」とリードします。

 

子どもの内面のリーダーは、

自分自身をリードして、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:\:\:\: 7\\ +115 \\ \hline\:122\end{array} }} \\  と書きます。

 

 

この実況中継型リードで、

子どもの内面のリーダーは、

自分自身をリードして、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:\:\:\: 7\\ +115 \\ \hline\:\:\:\:2\end{array} }} \\  と書いて、

指を 1本伸ばして、

次に、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:\:\:\: 7\\ +115 \\ \hline\:\:22\end{array} }} \\  と書いて、

それから、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:\:\:\: 7\\ +115 \\ \hline\:122\end{array} }} \\  と書きます。

 

この実況中継型リードでは、

こちらは答えを出すまで見せるだけです。

 

出した答えは、

書くことを、

子どもに任せています。

 

書くことで、

自動的に主体的になってしまいます。

 

そして、

何回か繰り返して、

同じような実況中継型リードを見ることで、

答えの出し方まで、

自分自身をリードしようとします。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1599)、(+-  {\normalsize {α}} -892)