デリゲーションという言葉があります。
ここでは、
「任せる」意味で、
デリゲーションを使います。
何を任せるのかで、
大きく 2つに分かれます。
何らかの結果を出すための
一連の作業の流れの全体を任せてしまうことと、
作業を指示して、
その作業自体を任せてしまうことです。
さて、
計算問題は、
子どもが自力で答えを出すのですから、
自力で答えを出してしまう
一連の計算や行動の流れ自体を
子どもに任せていることになります。
結果を出す責任を持たせてしまう
デリゲーションです。
例えば、
5+4= の答え 9 を、
5 の次の 6 から、
+4 の 4回、
6、7、8、9 と数えて出す
一連の計算や行動の流れ自体を
子どもに任せてしまいます。
つまり、
結果を出す責任を持たせてしまう
デリゲーションです。
このデリゲーションで任されていることを
子どもは知っていますから、
計算問題 5+4= を見たら、
計算の仕方を聞いたりしないで、
自力で、
5 を見て、
5 の次の 6 から、
+4 の 4 を見て、
6、7、8、9 と、4回数えて、
答え 9 を出して、
5+4=9 と書いてしまいます。
もちろん、初めて、
たし算を計算するのでしたら、
答えの出し方を習ってから後になります。
ですから、
5+4= の答えの出し方を
子どもに教えるとき、
こちらは、教える目的を、
結果を出す責任を持たせてしまう
デリゲーションのためだと
ハッキリと理解しておきます。
5+4= の
「5 を見ましょう」、
「5 の次の 6 を、出しましょう」、
「+4 の 4 を見ましょう」、
「6 から、4回数えましょう」、
「6、7、8、9 と数えましょう」、
「最後の 9 が答えです」、
「= の右に書きましょう」、
このように説明しないはずです。
このような説明は、
作業を指示して、
その作業自体を任せるデリゲーションです。
子どもが自力で答えを出すこと自体を
教えることにはなりません。
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