見本 : +
=
=1 を見て、
同じようにまねして、
+
=
=1 と計算した子に、
=1 の計算の仕方を、
「ここから、ここ、どうやったの?」と聞きます。
すると、
見本の を示す子や、
「上と下が同じ」という子が多いのです。
「どうやったの?」で、
こちらは、「計算の仕方」を聞いています。
分数の形を見た子は、
分数の形を見るという
「やり方」を答えています。
を、1 にする
「計算の仕方」を、
答えようと思っていないようです。
ですから、
ズバリ、
「ご割るごは?(5÷5=?)」と、
「計算の仕方」を誘います。
5÷5= を計算したらどうなる?
このような誘いです。
じつは、
分数の形を見ることは、
「どうやったの?」の答えを探すための
正しい方向です。
「分母と分子が同じ数の分数」を、
子どもは、
ここより前のどこかで見ているはずなのです。
見たところを思い出すには、
ここより前に習った分数の計算を
一時的に思い出さなければなりません。
そして、
ワーキングメモリーとして、
記憶します。
でも、
こうするには、
かなり広いワーキングメモリーが必要です。
つまり、
「どうやったの?」の答えを、
「5÷5」や、
「上割る下」とできる子は、
相当広いワーキングメモリーを持っていると、
みることができます。
コツコツと地道に広げてきた子もいれば、
元々のような感じで、
持ち合わせている子もいます。
さまざまです。
(基本 -1616)、(分数
-631)