の「2けた×1けた」のかけ算に、
と書いて止まっています。
「どうしたの?」と、
声を掛けたくなります。
でも、こうしてしまうと、
困ったことに、
この子の依存する気持ちを強めてしまいます。
「よくぞ、聞いてくれました・・・」、
「あのねぇ・・・」のような感じです。
結果として、
この子の主体性が育つことを邪魔しています。
「どうやったの?」のように
話し掛けることをしないで、
子どもが書いた の計算を、
実況中継型リードで、
子どもと共に、
振り返ることから始めることもできます。
の問題の 4 と 6 を示して、
「4×6=24」と言って、
子どもが書いている答え 4 を示して、
「合っている」、
「指、2」と言います。
子どもが、
指を 2本伸ばしたら、
の問題の 4 と 2 を示して、
「4×2=8」と言って、
子どもが伸ばしている 2 を示して、
「8+2=10」と言って、
問題の 2 の真下を示して、
「ここ、10」と言います。
リードされた子は、
と書くでしょうが、
こちらが、
ここまでリードしたために、
この子の依存する気持ちを強めてしまうようです。
実況中継型リードを見せることで、
この子の主体性を育てようとしていますが、
こちらの意に反して、
繰り上がりのたし算 8+2= の
答えを出せないで止まっている子は、
こちらの実況中継型リードが、
8+2= の答えを出すまで、
待つでしょう。
主体性ではなくて、
依存する気持ちを強めてしまいます。
ですから、
で止まっている子に、
「じゅう(10)」とだけ言うことで、
子どもを戸惑わせて、
アレコレ考えさせれば、
主体性が育ちます。
「じゅう(10)」と、
ボソッと言うだけの教え方で、
突き放すことが、
子どもの主体性を刺激できます。
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